プロデューサーオタクのプロデューサー、プロデューサーの声を聴く【シャニアニ】
アイドルマスターシリーズにおいて我々プレイヤーは「プロデューサー」としてアイドルたちをスカウト、育成していく立場にある。
ゲーム内では我々「プロデューサー」には後ろ姿や身体の一部などフォルムが現れることはあっても完全に顔が出てくることは無く、当然ながら声も無い。
だが、アニメ化するとそんなプロデューサーにも声と顔が与えられる。
他ブランドアニメでは
メガネイケメン(CV.赤羽根健治)『アイドルマスター』プロデューサー
堅物イケメン(CV.武内駿輔)『アイドルマスター シンデレラガールズ』プロデューサー
柔和イケメン(CV.石川界人)『アイドルマスターSideM』プロデューサー
童顔イケメン(CV.米内佑希)『アイドルマスターシンデレラガールズ U149』プロデューサー
爽やかイケメン(CV.中村源太)『アイドルマスター ミリオンライブ!』プロデューサー
などが挙げられる。
今回は『アイドルマスター シャイニーカラーズ』のプロデューサーの話をさせていただく。
時は3年ほど前、私はシナリオイベント『きよしこの夜、プレゼン・フォー・ユー!』を読み、あまりの衝撃で頭を殴られ、巡り巡ってプロデューサーに対しておおよそアイドルマスターでは想定されていない感情を覚えるようになった。
すいません、自分で書いてても意味が分からない。どうしてこうなったのかが。
プロデューサーのオタクになったプロデューサーという二重構造、同じような心境でシャニマスをしている同士なら分かってくれると思う。分かってくれるか?ありがとう。
以降プロデュース内でアイドルとの会話が発生する度、私の中では勝手に声が再生され、容姿も脳内でどんどん捏造されていった。他のアイマスシリーズをプレイしているときは一人称視点だったのにシャニマスは最早「プロデューサー」とアイドルとの会話を三人称視点で見ている気分である。私は……誰だ……?
アイドルとの会話や公式4コマ漫画などでの映り込みイラストが積み重なればなるほどこちらの妄想・妄言・幻覚・幻聴の解像度が上がっていくのだ。早く助けてくれ。
そんなある日飛び込んできた『アイドルマスター シャイニーカラーズ』アニメ化の報。
あの曲がアニメで聴けるのかな、とか、千雪(※筆者の担当アイドル)のあんな場面こんな場面が見られるのかな、とか、楽しみにするべき点は山ほどあったのにも関わらず、私が真っ先に抱いた感想がこれだ。
冒頭にも書いたように、「アニメ化=プロデューサーに声と顔が与えられる」ということなのだ。
3年もの間プロデューサーに対して妄想・妄言・幻覚・幻聴を募らせているこちらとしては一大事である。
アニメで描かれるプロデューサーはあくまでもアニメにおけるプロデューサーだ。だが、私にとってはプロデューサーはプロデューサーであり、紛れもなくそいつはプロデューサーなのだ。
そんなプロデューサーの声を拝聴でき、ご尊顔を拝見できるのか。シャニアニ、始まったな。
劇場先行上映は都合が付かず観に行けなかった為、テレビでの初回放送を待つこととなった。
そして来る第一話放送日。
喋った…………………プロデューサーが喋った………………。
CV.夏目響平(ヴィムス所属)
ありがとう…………夏目響平…………………………………。
玲瓏たるその顔から発せられた声はあまりにも私がシャニマスのコミュで脳内再生していたようなもので、もう何年も前からプロデューサーの声は夏目Pだったのではないかと錯覚するほどであった。
妄想・妄言・幻覚・幻聴を重ねている私は「やっぱり私はこの声をずっと前から知っていたんじゃないのか?」と自分自身の記憶を疑い、夏目Pもとい夏目響平氏の経歴を調べてみた。結果、テレビアニメデビューからもまだ4年ほどの新人で更にびっくりしてしまった。アイドルマスターってアイドルのみならずプロデューサーの声優を発掘する能力もすごすぎないっスか?デレアニの武内Pでもそれは重々感じましたが……。
冒頭のプロデューサーとはづきさん、天井社長のシーン。私はこのシーンだけでコーヒー100杯は飲める。この高まる脈拍数と呼吸数、胸痛、興奮は、カフェイン中毒によるものか。
つかよ……おでこ!ほくろ!!
プロデューサーの額にホクロを描き加えようと最初に提案した人誰?一旦臨時ボーナス貰ってください。
これはもう……セクシーの代名詞だろうが。
この感じで色気まで兼ね備えているなんて、お手上げ。
自分の実況ポストを見返してみるとびっくりするくらいプロデューサーの話しかしていなくて怖かった。忘れてるかもしれないがシャニアニってアイドルアニメなんだわ。
まぁまだ第一話ですしね。これからアイドルたちが掘り下げられていく中で、アニメの見方も変わっていくと思う。楽しみ。
これからも私は一プロデューサーとして、アイドルたちの為に奔走するプロデューサーを応援していきたい。プロデューサー、いつだって、Believe my sky, Believe my dream, 信じているよ。それでは聴いてください、「ツバサグラビティ」
完