MAN WITH A MISSION『1997』の煌めき
PCから記事を書いてみる。
今回は、MAN WITH A MISSIONのアルバム『WELCOME TO THE NEWWORLD』に収録されている『1997』という曲について語りたい。
僕はMWAMが好きだった。過去形なのは、いまはもう離れてしまったからだ。
たまに思い出したように聴くことはあっても、前みたいに熱心には追っていない。
正直、昔の曲の方が好みだ。だから、だんだんと気持ちがうすれてしまったんだと思う。
あ~~~でたでた!懐古厨だ!と思ったかもしれない。そのとおりだ。大当たり。この中から好きなお菓子を選んでください。
昔のMWAMにしかだせないカッコよさがあると思う。サウンドがゴリゴリしていて、眼光がギラギラしている感じ。
青臭い、と言うのがいちばん当てはまるかもしれない。そんなカッコつけないカッコよさが大好きだった。
最近は、洗練されたカッコよさになったと思う。こなれた感がでてきたというか。
べつに、昔の方がよかった!いまはダメだ!なんてことを言うつもりはない。それぞれの時代によさがあって、ハマるかどうかは好みの問題だと思っている。
そこじゃなく!初期の楽曲である『1997』がとてもいいんだ。
疾走感があって、まさに青臭いアップテンポな曲。楽器のサウンドも荒削りのようなカッコよさを放っている。
僕が特に好きなのは、落ちサビというのだろうか。最後のサビ前で、音が落ち着いてサアーっとなる部分。ちょうど2:43からだ。
エモい。タナパイの声が、サウンドが、煌めくこの瞬間。
太陽の光みたいな眩しさを感じる。ギンとした太陽じゃなくて、木漏れ日みたいな。すき間から届いて、やさしく輝く日差し。
タナパイの声は力強くてまっすぐで、聴く人を救う声だと思う。そんな声がいかんなく発揮されている。
例のごとく、僕は英語がぜんぜんわからない。だからこの曲の英語歌詞もわからないし、気にもしていない。
歌詞がわからなくても、心を揺さぶられるエモさが『1997』にはある。
洋楽的だし、日本人の心もわかっていると思う。初期のころにそんなアツい楽曲を歌えるMWAMは、やっぱりすげぇ。