Air BnB創業者ブライアン・チェスキー「創造の編集から始めてはいけない」
本投稿はエアビーアンドビーの創業者であるブライアン・チェスキー氏が2016年1月4日に彼のブログに投稿した、「Don’t Edit Your Imagination」を翻訳したものです。古い記事ですが5年弱たった今でも参考になる本質的なお話なので、以下に日本語訳を作成しました。
子供の頃人々は鮮やかな想像力を持っています。サンタクロースを待って夜更かししたり、一国の 大統領になる夢を見たり 、物理的な制限を超えるアイデアを持っています。
そして大人になると、何かが起こります。創造力の「編集」が始まります。
私の場合、それは徐々に起こりました。当時は、それが大人になるステップの一部だと思っていました。アイデアを練る際に、どうやって創るのか、その実現方法が想像できないと、考えるのをやめてしまいました。そのプロセスは、頭の中に編集者がいて自分のアイデアの実現可能性をファクトチェックしているような感覚でした。
そんな中、私はロードアイランド・スクールオブビジネスに入学し、 教授から忘れられないことを耳にします。
「あなたが頭の中で想像出来るアイデアがあれば、あなたはそれを創ることが出来るということです。」
頭の中で、創造力を巨大な石に見立て、新しいアイデアを削り出してみてください。削れば削るほど、新しいアイデアはより磨かれ、洗練されていきます。しかし、このプロセスを想像の「編集」から始めてしまうと、小さな石からのスタートになってしまいます。私たちも含め、今までで一度も起業したことがない人が会社始めることが多いのは、そのせいだと思います。もし彼らがもっとよく知っていたら、会社を始めることはなかったかもしれません。
しかし、編集はアイデアを現実化するための論理(方法)を提供してくれるので、とても重要です。
かつてアルバート・アインシュタインが言ったこの言葉を忘れないでください
「論理はあなたをA地点からZ地点へと導き、想像力はあなたをどこへでも連れて行く。」
ポイント: ホリエモンが小利口な人は起業しない・失敗するけど、あまりリスクを考えない人(バカ)は逆に成功するとよく言ってますが、似たような部分が原因になっていると思います。小利口な人の典型例をプロフェッショナルなファームに勤めている人を例に挙げたいと思います。戦略系のコンサル、投資銀行等のプロフェッショナルファームに勤めている方は、短い時間で大量のタスクをこなす必要があるため、徹底的に合理的に働くことが求められます。このマインドセットは目標が何なのかが決まっているフェーズ、1を10にするフェーズでより役に立ちますが、0から1のフェーズにおける将来の10が何なのかを想像する際には役に立たないという話だと思います。10を創るために0から最初の一歩である1を踏み出すのも、また別の能力だと思いますが、最初の目標設定は大きく、ゴールから設定しようということではないでしょうか。
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