【フランスでアトリエ作り #03】アーティストが守られた国(最後にラベンダー情報Updateあり)
昨日、面倒だと思われた書類関連の問い合わせに、管轄のオフィスに行ってきました!
以前誰かから「フランスのアーティストは守られている」という話を聞いたことがあります。これには芸術家(音楽や絵画など)だけではなく、職人さんなど、個人で何かを作っている人も含まれ、そこに日本でいう「ハンドメイド作家」も含まれます。
昨日、本当にそうなんだ、と確信しました!
まず、観光客が訪れる「オフィス・ド・トゥーリズム(観光オフィス)」が発刊する地域案内雑誌とサイトに、広告が無料で掲載されるそうです。
それから、所得税が他の職業より安い(らしい)!
↑これは知り合いのピアノの先生が言ってました
また、私が住む村の隣の村が「アーティストの村」として有名なのですが、そこでは月に5000円程度でアトリエ兼ショップが借りられるのだそう。
それから、「アルチザン」と呼ばれる色んな職人さんが集まるマルシェの情報なども、観光オフィスの担当の方がメールで送ってくれるらしく、私はまず、昨日教えてもらった、ご近所で月1で開催されている「アルチザン・マルシェ」に、準備が出来次第参加することになりました ヾ(o´∀`o)ノワァーィ♪
これからマルシェに出品する作品と、サイトや名刺作り(観光案内雑誌用)などでしばらく楽しいバタバタになりそうです。
途中日本帰国をはさむので、いつから出店するか分かりませんが、他の職人さんと出会えるのも楽しみです♥
さて、以前何度か記事にもしたのですが、フランスで精油を扱うには、とてもとても厳しい制限があります。なぜなら、フランスのアロマは医療であり、その大部分が医学専門家の名称・業務独占だからです。
日本では医学の学位がなくてもアロママッサージを施したり、アロマスクールの先生になれたりするのですが、その辺はフランスとはかなり事情が違うのですね。
もともと自分が好きで学び始めたことなので、それを残念に思うことはないのですが、ぜもせっかく勉強したので、アロマトローグができる範囲で、アロマ製品を作り(これにも表記方法などのルールがある)、マルシェで販売しようと思います!
そもそも何故こんなにルールが厳しいのかというと、精油は有効成分が凝縮されたものであり、使い方を知らないと危険なものになり得るからです。
医療に携ったことのある方はご存知だと思いますが、医薬品は植物から作られたものがたくさんあります。
薬学では、用量、効果とともに「毒性」も学びます。
薬を誤った方法で摂取すれば、死に至ることもあるのです。
薬が「効果」として発現するまでの時間は、薬物血中濃度の上昇速度の速さに関わっているのですが(薬物血中濃度の上昇速度が速い→効果発現も速い)外用薬(精油の塗布)は、局所で速く効かせるという狙いがあります。
精油という「有効成分が凝縮したもの」を、速い速度で効かせる・・・なので、フランスでは精油の「処方」ができるのは医療専門家だけで、アロマトローグができるのは「情報を与える」のみ。決してアドバイスであってはならないのです。
そんなわけなので、アロマ製品は、低い濃度のものを少しだけ。メインには「お花」をテーマに作るアクセサリーやインテリアグッズを販売しようと思っています( *´艸`)フフフ
結婚式や洗礼式でも使えるようにデザインする予定です♥
アロマのコースが終わったら、イギリスの野花のコースを取ろうと思っているので、そのエスプリも入れようと企んでいます (。 >艸<)フフフ
私が「ものづくり」を始めたのは中学の頃。
最初は手芸にハマり、バッグや服を作っていました(完全に自己流)。
その後、イラストや刺繍、アクセサリーなど、仕事の合間に色んなものを作っては人にプレゼントしたりしていました。パンデミックの頃、ちょうど冥王星がいらした時も(ハテ?という方はコチラへ!)色んな国の先生の物づくりコースを受講していました。
でも、ずっと趣味とか副業の範囲だった「ものづくり」・・・まさか自分がこの場に戻ってくるとは・・・人生とは不思議なものです。
アロマを習い始めた当初、植物、特に花の恵みを日常に!という想いで、「Délice des Fleurs(でりす・で・ふるーる)」という活動名を付けました。
これは「花の喜び」という意味で、花が持つ華やかで優しいエネルギーを表現しています。
お花がパッと気分を明るくしてくれたり、空間を素敵に演出してくれたり・・・
そういうエスプリを心に、(本物のお花を使うかどうかは別として)作品を作っていけたら・・・ステキ・・・・♥
こういうものを販売用に本格的に作るのは、不安もあるけれど・・・
"Better an oops than a what if!!!"
これは、私がずっと心に格言としてもっている言葉。
『もし~だったらどうしよう・・・』って心配してただ時間が過ぎていくよりも、えい!って行動して『やってもーたー(((( ;゚д゚))))アワワワワ』の方がずっといい。
だって、失敗しないと分からないこともあるし、そこから見えて来ることがあるから( *´艸`)♥
では、今日はマルシェに行って、ちょっと色々研究してきます(家族を巻き込み!)
またね~~~~(*≧∀≦)ノ
【南仏ラベンダー情報Update】
今年は6月にはもう良い感じで満開のようです!
我が家も6月中旬ごろに観に行こうと思っています♥
オフィシャルサイトはコチラ
サイトには7月末ごろまでが見ごろとなっていますが、去年は干ばつの影響で、7月中旬でも遅すぎました・・・・。
ラベンダーなど、植物性の商品の情報はコチラ