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決算書は所詮、過去のもの。A.I.が全部、財務諸表を判断し始めてしまったら・・・?

デキる担当Kさん:
「正直行って、僕は社長の人柄を見て
 融資実行してるんですよ。
 むしろそこしか見てないと
 思ってもらっていいぐらいです!」
 
 
ビールで乾杯後、
芋焼酎の五合瓶も半分以上なくなってきて、
ほろ酔い状態になってきた頃。
 
 
突然、銀行の担当者Kさんに
言われたこと(実話)です。
 
 
ミスタM:
「いやーありがとうございます!
 Kさんが担当で、ほんとめっちゃ運がいいです!」
 
 
なんて言いながら、
心の中になんだか・・・
ざわつくものを感じていました。。。


決算書なんてどうとでもできてしまいますからね!


さすがはデキる担当Kさん。

・決算書なんて、
 所詮は過去の数字。

・決算書なんて、
 どうにでもできるし、
 全てを調べることは銀行にはできない。
 
 
・・・ご、豪語していました。
 
 
実際、その通りなんですよね。
決算書なんてどうにでもなるし、
決算書が上がった時点で、
その数字は全て過去のもの。
未来を確約しているものではありません。
 
 
80年代までの銀行は、
決算書を頼りに与信審査をしていたようですが、
過去の経験からリスクマネジメントのノウハウを高め、
 
 
現在では
財務諸表では現れないデータも
重要視するようになっています。
 
 
難しい言葉を使うと・・・
『定量情報』と『定性情報』
 
 
『定量情報』
過去の売り上げや利益率など、
数値として現れるデータ。
これは決算書などの財務諸表を見れば
わかる情報ですね。
 
 
『定性情報』
将来の事業計画や取引先の状況、
社長の方針、人間性、考え方など。
数字としては表せない情報。
 
 
『定量情報』に関して、
もはや数字を入れれば
 
 
「会社の格付」が
ポーンと算出されるシステムなんて、
とっくの昔に構築されています。
 
 
ここにさらにA.I,なんて入ってきて、
高い確率で会社の将来が読めるようになっていく。
 
 
そして、銀行員の仕事自体が、
どんどんA.I.に奪われていってしまうのでしょう。。。
 
 
ただし、『定量情報』には
絶対にあわられない『定性情報』があるわけです。
 
 
銀行の担当者や支店長と
仲良く人間関係を作っているのは、
『定性情報』を渡して
評価してもらうためと言ってもいいと思います。
 
 
『定性情報』を与えない
=人間関係作らない
=『定性情報』に割り振られた得点0点
 
 
例えるなら、英語のテストで、
全体の得点の30%を占める長文問題を捨てる!
みたいなイメージですね。。。
もったいない。

(写真)マレーシア・ジョホールバルのレゴランド。
そのすぐ横にあるメディニモールに
「BIG」というスーパーがオープン。
 
ジョホールバルの店舗内装が
ほぼシンガポールになってきてますね!

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