三国志を連載当時の感覚で読んでみる
このおうち時間を利用して横山光輝「三国志」を初めて読んでます。
50年前の名作をまるで新人漫画家の週刊少年ジャンプ連載中作品のように、
最近で言うと「鬼滅の刃」感覚で読んでみたら意外と楽しいです。
いま、3巻まで終わったところ。
劉備が早くも張飛と関羽を仲間にしたり、
争いの発端になった黄巾党の乱があっという間に収束。
これで国も落ち着くかと思ったら、憎き十常侍を全滅させた董卓がトップに。
権力を手に入れた董卓が悪のドンになって・・・
とまだ3巻とは思えないほどの展開の速さ。
鬼滅の刃ならまだ炭治郎が修行してるぐらいか。
あと、曹操が早くも1巻で登場。
名前を聞いたことはある曹操だったが、かなりの重要人物だと思うので
序盤の最後、8巻ぐらいで颯爽と登場するのかと思ってたら
ドラゴンボールのヤムチャ的な登場の仕方だったことに驚いた。
作者も当初は重要人物として描いてなかったが、女性読者から人気だったので
編集者から「この曹操の出番、増やせない?」「ゆくゆくは劉備のライバルにしてみてもいいんじゃない」的なオファーがあったのかも?
ほとんど内容を知らない僕が勝手に今後の展開を予想してみます。
今後の展開予想
・呂布が劉備の正義の心に打たれ、また寝返って、董卓を倒す
・「これはお前が乗るにふさわしい」と赤兎馬を劉備に譲る
・孫堅が持ってる印璽の偽物が登場。
本物の印璽がわかるのはこの世でただ一人と、陳留王が担ぎ出される。
・悪になってしまった袁紹を「お前をこんな人間にしたのは俺の責任だ。
その責任は俺が取る」と曹操が袁紹を倒す。
そのシーンに女性読者が大熱狂。
・主人公であるはずの劉備の登場シーンが少ないので、
「劉備の幼少期編」が30ページの特別読み切りで登場。