前向き的休職カウントダウン
4月。
労働人生2年目がぬるっと幕を開け、はいはいまたこの一年が続くのね、とベテランみたいな独り言を呟く。
会社員としては半人前もいいところで、外で通用するスキルのひとつもないどころか、社内製品のひとつもまともに扱えない。しかし一年という期間は、会社のなんとなくの雰囲気を把握するのには十分な期間である。私はもう、ここで頑張った未来も、ここで頑張らなかった未来も大体想像がついてしまっている。勝手に想像し、勝手にがっかりできるなんてなんて優れた才能なのだろう。
若手社員に求められ