2021一番心に残った本「常設展示室」
今年もあと数十時間という所でこのnoteを書いております。
毎年「今年は去年より寒い」と口走っている気がするので、近いうち何もかも凍るでしょう。
さて、今年自分が読んだ本の中で一番グッと来た本
「常設展示室」(著者:原田マハ)を書き留めておこうと思います。
正直「死にたくなったら電話して」と悩んだのですが、
大変すばらしい本だというのは前提として、紹介している人が多いのと
ある種「ドラッグ」の様な闇に引きずり込む力がありそうなので、公におすすめするのは僕はやめておこうかと…(本当に魅力的な本です)
「常設展示室」は時間つぶしに入った本屋で偶然見かけて手に取った本ですので事前知識0でした。
ではネタバレ無しで短めに。
全6編の短編集、それぞれのお話で1人の女性と1点の絵画を軸に物語が展開されていきます。
皆、恋愛、家族、介護等様々な問題を抱えておりそれぞれの人生の節目で絵画に出会いその後を歩んでいきます。
個人的には「群青The Color of life」がとても印象に残りました。
この本の一つ目のお話という事もあり、この本の概要、絵画が人間に与える力などがひしひしと伝わりました。
またこの本の魅力は表題にもありますが「常設」展示室であることだと思います。
特集される企画展示ももちろん素晴らしいものですが
いつでも「常設」されていて、決して混み合ってはいないがいつでも行けば会えるような、そんな企画展示にはない安心感や包容力がこの本に出てくる女性たちの人生を後押しするのだと思いました。
自分も一応作曲などをする身なので
いつでも聴いたらなんか楽しい気分になったり、大人しい曲調であったら聴いたらどこか落ち着いたり、そんな楽曲を作りたいものです。
もちろん、1発ドカンとバズる「企画展示」的楽曲も作りたいですが笑
そんなこんなで、今年一番グッと来た本「常設展示室」(著者:原田マハ)でございました。
来年も程よく読書をし、音楽活動の方も継続してやっていきますのでよろしくお願いいたします。
あとがき
初めまして、普段は作曲やライブ活動など音楽のフィールドに生息しています真羽(マウ)と申します。
noteでは自身の楽曲に関して、短編小説、日常など投稿しております。
ご興味持って頂けましたら是非チェックしてみてください!
ー真羽ー