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タイトル:【課外講座】「「Airy Me」から「化け猫あんずちゃん」まで 久野遥子という作家をよみ解く」
開催日時:11月18日(月) 17:00〜18:30
場所:武蔵野美術大学 鷹の台キャンパス
今年7月に公開された映画『化け猫あんずちゃん』のアニメーション監督・久野遥子さんと、シンエイ動画プロデューサーの近藤慶一さんをお招きして課外講座を開催しました!
久野さんは多摩美術大学の卒業制作『Airy Me』が国内外で高く評価され、その後も『花とアリス殺人事件』のロトスコープ監督や、『映画クレヨンしんちゃん』シリーズのデザイン・コンテ、マクドナルド『魔女の宅急便』コラボCMキャラクターデザイン・アニメーション監督など活躍されてきました。
個人作家から出発し、独自の世界観を保ちながら商業の世界で活躍する久野遥子さんに、学生時代から現在に至るまでのお話を伺いました。また、プロデューサーである近藤慶一さんから見た客観的な久野さんの魅力や作家性についてもお話いただきました。
ムサビ中から久野さんのファンや、アニメーションをつくる学生が集まりましたが、みんな熱心に聞いており、とても充実した講座となりました!
【講師プロフィール】
★久野遥子
多摩美術大学在学中に制作した短編アニメーション「Airy Me」にて一躍注目を集め、岩井俊二監督『花とアリス殺人事件』にて23歳の若さでロトスコープディレクターに抜擢される。
その後もNHKEテレの人気人形劇『ガラピコぷ~』OPアニメーションなどアニメーション作家として活動する傍ら、商業アニメーションでも頭角を現す。
自著『甘木唯子のツノと愛』にて第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を獲得。
加藤シゲアキ『オルタネート』(新潮社)の表紙イラストや東京書籍発行令和6年度『道徳』教科書の表紙・中面のイラストレーションを担当。
アニメーションのみならず、イラストレーター、漫画家と多方面で活躍。
『化け猫あんずちゃん』が長編アニメーション初監督作品になる。
★近藤慶一
1989年生まれ。日本映画学校卒業後、園子温監督、金子修介監督、山下敦弘監督『苦役列車(12)』、岩井俊二監督『花とアリス殺人事件(15)』などの実写映画の助監督を経て、シンエイ動画に入社。『映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(20)』、『もののけニンジャ珍風伝(22)』にてプロデューサーを担当。
Miyu productionsとの日仏合作映画『化け猫あんずちゃん』を企画し、プロデューサーも兼任。
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