東京茨城空港に賛成です
茨城空港に「Tokyo Ibaraki International Airport」という愛称がつくらしい。
曰く、外国人向けの案内のためそうしたいらしい。
タイトルに「東京茨城空港」と書いてみたけど、実際には英字表記にしか現れなさそうな気配ではある。
賛否両論
ある友人曰く、茨城はもはや東京ではないので詐欺ではないかと。
またある友人曰く、日本の首都圏は英語でthe Greater Tokyo Areaになるからいいのではないか、と。
タイトルの通り、私は賛成である。
賛成の理由1
ポイントは、あくまで「海外向けの愛称」であることだ。
外国人からすれば「茨城に行くため」というより「東京に(割合安い飛行機で)行けるから」茨城空港を使うのだと思う。
そういう目的から考えれば「Tokyo」を付けることに意味はある。
一方、日本人、というか国内線利用者は、茨城に行くために茨城空港を使うと思う。
そして、日本語表記は茨城空港で変更なし。
要するに、利用者目線では意味のある差別化がなされた愛称なのではないかと。
賛成の理由2
実際に東京圏ではあるということ。
先に上げた友人の意見の通り、茨城空港はthe Greater Tokyo Areaに入っており、間違いではない。
そしてまた実際、かつて新東京国際空港を名乗っていた成田空港と比べて、さして遠くないのである。
現在、茨城空港アクセス道路が建設中である。(一部開通済み)
https://www.pref.ibaraki.jp/doboku/mitodo/kukou/home.html
これが完成すると、常磐道三郷IC(つまり外環道接続点)→茨城空港は54分になるそうだ。
一方で成田空港は、NEXCO東日本のドラぷらで調べると東関東道湾岸市川IC(外環道接続点最寄り)→新空港ICは34分と出る。
+20分をどう見るかだが、実際の湾岸線、東関東道はしょっちゅう渋滞していて34分で行けるとは限らない。(別ルートである京葉道路も混んでいてバイパスにはなりにくい)
一方で常磐道は、首都圏では割合渋滞が少なめで、定時性の高い道路だと個人的には思っている。
こうして見ると、成田に比べて明らかに東京から外れているとは言い難い。
一方で割合安い飛行機で東京に行きたい国際線LCC利用者からすれば、多少東京から遠いのは仕方ないと思うはずだ。
以上まとめると、茨城はもはや東京ではない、詐欺だ!、と騒ぐ日本人はネットを見ているとそれなりにいるようだが、そこまで東京から遠いわけでもないし、外国からLCCで来る人からするとそうでもないと思う。
まとめ
以上まとめると、茨城空港に「Tokyo Ibaraki International Airport」という愛称をつけるのに私は賛成である。
今回のポイントは、日本語愛称は茨城空港のまま、外国人向け愛称にだけ「Tokyo Ibaraki International Airport」と東京を加えたことだと思う。
利用者目線でうまく差別化した愛称を以て、茨城空港利用者が増えることを祈る。
おまけ1
一方で所在地である茨城県、および小美玉市は、空港利用者が東京に向けて素通りするだけである現状に危機感を持っております。
最近まちづくり構想が出まして、こちらも気になるところです。
結構面白そう。
おまけ2
東関東道は混雑が激しいので、いよいよ第二湾岸道路計画が動きそうです。
何十年ぶりの計画復活にわくわくします。
ちなみに成田空港へは、北千葉道路という別ルートを作る計画もあります。