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「世界は欲しいモノであふれている編」④フィレンツェで買った皮手袋
寒くなってくると、重宝するのが、フィレンツェのヴェッキオ橋の近くの「マルテッリ」というお店で買った皮手袋だ。
結構有名なお店だったらしく、真夏だったけど、観光客でいっぱいだった。汗止めに、ベビーパウダーをつけて、試着してみるように言われた。帽子と手袋は、試着しないとわからないものね。
勧められたのは、羊皮の手袋。柔らかくて、すぐに、気に入ったけれど、丈夫かしらと尋ねると、タンクトップ姿の、明るく気のいいイタリアのお母さんといった感じの店員さんは、「わたしなんか、冬は、毎日、これつけて、自転車で通勤しているわよ」と、自分の手袋を見せてくれた。いい感じの使用感が出ていたけど、しっかりしていて、型崩れもしていなかった。
あの年の夏は、世界中どこも、猛暑だったけど、まあ、最近ずっとそうだけど、さすがに、真夏に手袋買うのは、観光客くらいだ。
わたしも、脱水症にならないように、水分補給をしていたが、旅行当初は、「ノンガス」だったウオーターも、フィレンツェのあたりでは、しっかりガス入りに代わってたっけ。
それでというわけでもないが、日本に帰ってからも、なんとなく炭酸水を飲む癖がついてしまった。
夏に海外に行って、お土産に革製品を買って、冬になって、それを使うのも、あらためて、旅行の思い出に浸れて楽しいものである。
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