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「映画の中の香港」を探して
香港は、不思議な街だ。旅行している時は、それほど魅力的でもないのに、日本に帰りたくないとまでは思わないのに、帰ってきて、時間がたつほど、また行きたくなる。じわじわっと恋しくなる街なのだ。
何年か前に、香港に、5人で旅行した。女性3人と男性2人、男性は20代、女性は、30代から50代といった変な構成だったけど。
実際、この集団が、それぞれの目的で、香港に行きたいと思うのだから、やっぱり、多面的な魅力のある街なのだと思う。
仕事の関係で、台湾や中国本土からの人たちとはよくご一緒するが、わたしには、香港人のお友達はいない。
しかし、友人に言わせると、香港人はとっても魅力的な人が多いそうだ。
明るくて、大陸的なおおらかさがあり、それでいて、いい意味でイギリスの影響もあり、個人が確立している。
そうなんだ。でも、たぶん、そうだろうな。いや、そうに違いないと、香港映画を見ながら、思うのだ。映像コンテンツの影響力って大きい。
香港に行くと、映画のロケ地巡りをしたくなるのだが、グループ旅行ではそうもいかない。いくら、わたしの思い入れが強くても、古い映画に関心がなければ、地味なロケ地なんか見向きもされないのだ。それでも、なんだかんだ言って、ちょっと寄り道したりする。それも面白い。
映画「恋する惑星」(タイトル写真は映画のポスターの一部)に出てくる動く歩道も、外から見たら、こんな感じ。
なんでここで写真を撮っているのかは、同行者には理解されなかったけど。
しかし、わたしには、映画の中の香港も、現実の香港もやはり魅力的なのには変わりない。また、行きたいな。
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