オリンピックが終わったら、選手村のエアコンをぜひ有効活用してほしい
オリンピックの開会式で、大量に余って廃棄されたお弁当のことが、ニュースで伝えられた。
この時、わたしは、地域の子ども食堂が主催している地域のひとり親家庭むけのフードパントリーののことを思い出した。
このパントリーを介して、子ども食堂が、地域でのつながりを広げられたらという主旨からのイベントであった。ちょうど、夏休みにはいったこともあって、思ったより希望世帯が多く、その全世帯にとどけることができたと、主催する方たちは、満足そうであった。
連日の猛暑で、屋外競技の選手たちは大丈夫なのだろうかと心配してしまう。金メダルだろうと、予選落ちだろうと、無観客だろうと、選手たちにとっては、何ものにも代えがたい試合なのだから、みな、「一生懸命」にやっていると思う。そして、一生懸命な人を見ると、つい「頑張って」と応援したくなる。
そんな世界中から集まってくる選手たちを迎える選手村のエアコンは、オリンピックが終わると廃棄されてしまう予定だそうだ。
このニュースを聞いたとき、猛暑の東京でエアコンのない世帯のことを考えてしまった。体に悪いからエアコンは使わないという信念がある方や、広い敷地に緑の木々があって涼しい風が入ってくるような邸宅に住む方ならともかく、密集した東京の街で、エアコンがないのは、酷なことだと思うし、あるにはあるが、買い換えられない世帯も多いのではないだろうか。
もともと、税金を投入して、パンデミックの中、強行したオリンピックではあるが、せめて、再利用できるものは、弱者に優しい方向で、使われてほしいと思うのだ。
ますます格差が広がる日本で、そんなこと言ったって、何の解決のもならないとわかっているのだが、税金の使い方を見直すのが政治だとわかっているのだが、ついつい愚痴をいいたくなるのだった。
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