「技術的には今だが、精神的には9歳の頃が一番強かった」と言った羽生結弦
全日本選手権で、史上初となる四回転アクセルに挑戦したが、惜しくもダウングレードとなり、それでも圧倒的な強さを見せつけた羽生結弦。これで、北京五輪の男子フィギュアの金メダル争いががぜん面白くなってきた。
平昌オリンピックの時は、ちょうど、友達の女子会グループで、温泉に行ってて、オリンピック中継を見ながら、「羽生結弦と宇野昌磨とネイサン・チェンが高校の同級生だったら、誰を応援するか」と盛り上がっていた。
ちなみに、この「高校の同級生だったら~」遊びは、わたしが考案したもので、現実を無視して、想像の翼だけで、なんだかんだと言い合うわけだが、女子会では盛り上がること間違いなしの会話ゲームである。(以前のnoteでチョン・へインとソン・ジュンギとキム・スヒョンが高校の同級生だったら・・・なんて書いたこともあったけど、そんなふうに遊ぶと面白いです)
この時は、三者三様のファンがいて、それぞれ譲らず決着はつかず、だんだん「先生に止められても、わたしなら、平野歩夢の応援に行くわ」なんて女子も現れて大いに盛り上がったのだが・・・。
それはさておき、羽生結弦が、インタビューで、9歳の頃の自分が精神的には一番強かったと回想している記事を読んだ。
<インタビュー記事>追い求めるのは9歳の「羽生結弦」。
フィギュアスケート男子で3連覇がかかる北京五輪代表に決まった羽生結弦(27=)が27日、1つの理想像を口にした。
「技術的にはいまが間違いなく一番強いです。ただ精神的にはあの頃が一番で輝いている。あのころの自分を大切にしたいと思ってます」
言及した「あのころ」とは9歳。スケートを始めて数年だったが、逃げ出したくなるような練習にも立ち向かい、そして初出場の全日本ノービスBで優勝を飾っていた。
「あの頃の強いところは勝てるところです」
「何やっても勝てるみたいな自信が(あった)。なんて言えばいいんだろう、勝つことに関しては一番必要だとは思う。ただ、そういう自信を持てるのは、あの時なりにすごく練習していたからなんですよね。誰よりも練習してると思いましたし、誰よりもうまいと思いましたし」
そう、懐かしんだ。
この記事を読んで、以前に自分が書いたnoteを思い出した。
それは、中村勘太郎の舞台を見て、なぜかノービスの頃の羽生結弦を思い出したという記事であったが、そういうことだったのだなと自分で納得した。
輝いている人にはオーラがあると表現することがあるが、なんだかよくわからないオーラの正体は、その人の精神の輝きなんだとあらためて思った。そして、それは、子どもでも大人でも関係ないのだなということも。
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