闘病の記録を残しておきたいという純粋で切実な願い(松宅AFTER 第44話『突破口はどこだ?』)
私が心療内科医から診断された病名は2つありました。
1つは適応障害。これは長年勤務していたバイト先が倒産して
無職になったことによって引き起こされたと推測されます。
そしてもう1つは急性ストレス障害です。
急性ストレス障害についてはこれまでほとんど語ってきませんでしたが、
その原因は、早い話が漫画の挫折です。
心がポッキリ折れました。
急性ストレス障害は圧倒的なトラウマとなる出来事を体験することによって発症。通常は1ヶ月未満で消滅。
私も消滅したと思いますが、絵が描けるようになったかというと未だにリハビリ中という感じです。
上のコマでも絵の仕事は無理と言っていますが、
これは技術的な面でということもありますが、
心理面でも絵から避けているのです。
じゃあ、この漫画は?というと
それはなんとしても自分が闘ってきた記録を綴っておきたいという執念だけで描いています。
現在闘病中でnoteを書いている方たちも同じ気持ちだと思います。
その時その時の感情を残しておきたい…純粋で切実な願いです。
同じような境遇の方から共感されたりしたら、「書いててよかった…」って泣きたくなるくらい嬉しいですよねw 創作は時に辛さや苦しさを連れてきますが、楽しいものなのです。
(おまけ話)
私が応募したのは、大手出版社の大きな賞祭りで複数の部門に分かれているものでした。松宅一郎ではなく、別のペンネームですが、WEB上に名前が載り、超有名な先生に講評された時はマジで興奮しましたし、今でも感謝しています。まぁ全然まだまだというダメ出しでしたけどw
そして、私とは別部門ですが受賞していたのが、あの『タコピーの原罪』のタイザン5先生!? 受賞した人たちがどんな漫画を描いているのか気になったのでTwitter等のSNSをチェックしていたんですけど、当時はフォロワー136人とかだったと記憶してます(うろ覚え)。
ただ、画力はもちろんですが、とにかくめちゃくちゃ漫画が上手い!!と圧倒されました。それからしばらくしてタコピーが話題になりましたが、私は別に興味ないからいいやって放置していたんですけど、作者の名前を聞いて
「何!?作者があのタイザン5先生だとぉ!!それは絶対読まなければ!!」とまさかの作者きっかけ。
読んだ感想は…
感動したっピ!!
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