【番外編】伊藤計劃クソパロ集
先に断じておくが、以下の引用リストに深い意味はない。無論、やろうと思えば「深い意味」な「考察」を発見できるだろう。しかしそれは、決して私の守備範囲ではない。
では、なぜ公開するのか? この手のお遊びは、下らないがゆえにかえって失われ易いからだ。決して深い意味など見出すことなく、「こんな小ネタがあったのか」位に察して頂ければ幸いだ。
※以下には未刊行作品も含まれている。この手の元ネタは月日とともに分かりにくくなっていくため、予めの情報公開を優先した。
※なお全てのネタを追いきれている訳ではない。気づいた方はコメントして貰えると幸いだ。
・デビュー前
全く同一箇所の引用がアーネスト・ヘミンウェイ『日はまた昇る』冒頭に存在。
ナイン・インチ・ネイルズのCDアルバム『The Downward Spiral』収録曲、『Closer』からの部分引用。
・漫画デビュー後
『ネイキッド』(1999年10月頃)
唯一と言っていいまともな元ネタ。筋立てでは『ファイト・クラブ』を、命名では『プリズナーNo.6』を下敷きとしている。なお発表時点では映画版『ファイト・クラブ』は日本公開されていないため、1999年2月に発売されたチャック・パラニュークの原作を参照したと推測される。
・小説デビュー後
アンディ・マクナブ『SAS戦闘員 最強の対テロ・特殊部隊の極秘記録』から。シーンほぼそのまま。
ゲーム『ときめきメモリアル』のOPテーマ『ときめき』歌詞より。歌い出しがあまりに有名。
ウィリアム・ギブスン『ニューロマンサー』の謝辞冒頭「感謝を捧げます――」と同一。 ※文庫『ニューロマンサー』新装版の刊行前。
TVアニメ版『らき☆すた』のOPテーマ『もってけ! セーラーふく』歌詞より。短編の発表はTVシリーズ放送後、大いに人気を博していた頃。
ナイン・インチ・ネイルズの各CDアルバム、『The Downward Spiral』『The Fragile』『Year Zero』からの変形引用。『The Downward~』は10年前の漫画『CUBE AUTHOR』でも引用しており、思い入れが伺える。
谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』より、涼宮ハルヒの台詞。2006年のTVアニメ第一期は爆発的なヒットを記録、制作元である京都アニメーションの名を広く知らしめた。
舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる。』(2004年)から。芥川賞候補に上がり、受賞こそ逃すも毀誉褒貶を浴び話題になった。
※確認中 『ハーモニー』
『パトレイバー2』での荒川とのドライブ
戸田奈津子の字幕パロディ。
『虐殺器官』と同一。同項を参照のこと。
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