見出し画像

SF読書会 REPORT-1-2『のび太の月面探査記』

令和5年6月28日(金) 18:30~20:00
まちライブラリ―@森之宮キューズモール
趣旨:好きなSFを持って来て、愛を語ろう!という読書会のレポート2 (レポート1はコチラから)アシモフのファウンデーションシリーズの話がまだちょっと続いておりますようで……

まだまだちょっと、ファウンデーションの話


ノッポさん:これ、要は短編集連作でしょう?テーマは連なってるけれど、登場人物が飛んだりしますやん。100年とか。

M先生:確かに、1,2,3はちょっととんだ。

Uさん:でも一応つながってるからね。

ノッポさん:そのあたりを読んだんかな。急に百年二百年引き継いでますから。

Uさん:(ファウンデーションシリーズは)あんまり激しくドンパチやらない。それがいいところかなと。こちらの人は(宇宙の戦士:ロバート・A・ハイライン)めちゃめちゃや。もう戦争SFやから(笑)

こちらは新版。Uさんの持ってる旧版のがまたカッコイイ……

ノッポさん:題名から言うとスペースオペラなんですけど、(ファウンデーション)は政治的なんですよ。

Uさん:どちらかというとそうですね。文化史みたいな。凄いイマジネーションやと思う。

ノッポさん:ローマ史をヒントにしてると。

M先生:第一ファウンデーションのモデルは日本なんですよ。資源はない、でも科学の技術はあって、なんでも銀河帝国そのものは何作るにしてもどでかいものしかよう作らん。だけど、ファウンデーションは小さくても同じような機能を持ってるものを作ることができる。

 たとえばシールドでもね。銀河帝国は都市を覆おうような大シールドは造れるけれど、個人を護るようなものは造れない。でも、ファウンデーションはできる。それから、家庭用品。主婦がつかっている非常に高性能な家庭用品。そういうのを見ているとね。日本がモデルじゃないんかなぁと。

Uさん:それはよう言われますねぇ。それも、その後の日本やなぁと。平和産業でね、経済で凄くおっきくなった存在というか。

ノリ:それ聞いたら俄然読みたくなりますね。肩入れしちゃう。

Uさん:スケール大きいですよ。銀英伝とか読まれました?全然違う。

ノリ:私らちょうど高校生の時銀英伝がおおはやりだったんですよ。

Uさん:全然違うよ。まぁ、比べたらジョブナエルみたいなもんやね(笑)これよりおっきい言うたら、あれくらいしか、「DUNE 砂の惑星」くらいしか。

ノッポさん:あぁそうか!『砂の惑星』か!

(こっからまたリンチ版「砂の惑」の話ががっつり始まりましたが、そちらはレポートシリーズの最後に!)

『ドラえもん』のポケットから原爆!?


ノリ:では、次たにやんさんよろしくお願いします。

たにやん:え……僕……大丈夫ですか。

一同:(爆笑)

たにやん:(笑いながら)僕、一冊だけやし……(いやいや、参加者全員、1冊の本紹介のはずなのに、関連本等数冊持参しとるのがおかしい。そしてファウンデーションシリーズ+砂の惑星トークで、既に30分超え。(笑)ガッツリSF熱で机焦げ気味 (;´∀`)!)

ノリ:エライトコに来てもうたっちゅうかんじ(笑)

たにやん:勉強させてもらいます(←にやり)。(本を出して)……これ、ドラえもんなんです。

Uさん:ほぅ……
ノリ:か、かわいい……

(こ、ここで「ドラえもん」キタ!?)

『のび太の月面探査記』
2021年 小学館文庫
映画脚本も辻村深月さん

たにやん:辻村深月さんって小説書いてる人が、ノベライズされていてなかなか面白かったんですけど、SFとしては凄いよくあるパターンで、月の裏側ってあるじゃないですか。どうやっても地球からは見えない。その月の裏側に生物がいるよっていう設定でして……(と……言いながら、笑いだして)、え、あ、どうしよ、あれ、皆さん、レベルが高すぎて……(笑)

Uさん:いえいえいえいえ!(笑)

たにやん:あ、僕、198●年生まれです。だから、小説を読むよりかは、ドラえもんはテレビとかで見てたりするんですけど。テレビのドラえもんって、子ども向けに作ってあるので、子どもっぽい。でも、実は漫画の単行本の最初の方。1から6,7巻までが一番、SFっぽいんです……!

Uさん:(大きくウンウン!)そうですね!

たにやん:はい。ドラえもんがポケットの中から原子爆弾(連載当初は「原子爆弾」で出され、てんとうむしコミック収録時に「地球破壊爆弾」という名前に変更)だしたりして

ノリ:……えっ。えぇーッ!?(どよめく!)

のっぽさん:そらあかんやろ!(笑)

たにやん:この本、ほんと、結構面白いんですよ。

のび太と月面探査記】公式HPリンク
 これ観ただけで、ちょっとウルッと来るわ……。

公式HPリンク

 地球から遠くはなれた星で、自分たちの失敗によって、地球みたいな星だったんだけど、太陽の光が届かない星になってしまった。
 そういうのをキープするような力を持っている人……アンドロイドというか……人間が造った人型のその子たちが、月に逃げてきた。
 それがちょうど1000年くらい前の話。
 彼らは地球ともちょいちょい行ったり来たりしているんですが、そこでかぐや姫伝説なんかが産まれてくるなんて話も盛り込んできたりして、そこもドラえもんっぽくって面白いなぁと。
 で、その彼らが、月である力をつかったせいで、遠くに離れて探索をしてた滅びかけの星の人たちが、レーダーに反応してしまったがために月に攻めて来る。
 見たら、月の隣にめっちゃきれいな星があるやん、あそこも侵略しようやという話になって、戦争になるという話。

【ドラえもん映画】
 1980年『のび太の恐竜』から 2023年『のび太と空の理想郷』までで現在全42作。ほぼ毎年新作映画が出ていて、放映されなかったのは2005年と2021年のみ。来年の3月にも『
のび太と地球交響楽』が封切り予定。こちらの監督は今井一暁、脚本は内海照子。

参考※Wikipedia「ドラえもん映画」←書いてる人アツイ!

 ドラえもんの定番は、毎回、『命がけ』なんですよ。毎回、ドラえもんの道具を使うんだけれど、もしかしたら命を落とすかもしれない。

 そういうときに、ドラえもん、ジャイアン、しずかちゃん、スネ夫が、親にだまって夜中にコッソリ抜け出して、集まる。ここが集合場所屋でというところがあって、そこに1人づつ集まるというドラマがありまして。
 そこがいつも結構ジーンとくるという……!

 定番のドラえもんを詰め込みながらも、小説としてこう読んでたらイメージが浮かび上がるように書いてるのも、やっぱさすがに旨いなということで、おススメです。
 ありがとうございましたー!

一同:拍手

ちなみにこちらのドラえもん映画は、なんと、
パラサイト・イブの瀬名英明さんが書いとるとですよ!
「のび太と鉄人兵団」2022年 小学館

かじやん:(興味津々!)いや、ちょっと見せてください……お、辻村深月さん……

たにやん:そうなんですよ。だから、珍しいなぁと思って。

かじやん:え、どう言う風になってるんですか。こっちの方が原作?

たにやん:藤子不二雄は亡くなる前にもう映画の原作をなん個か書いてはったらしいです。

Uさん:映画のノベライズ?(書き置いてるものは、漫画やアニメでもあったのかな?)

たにやん:僕もなんか見た事あるなぁと……だいぶ前に亡くなっているんですけど、元ネタが何個が置いてあったみたいで、それを元に映画化している。

一同:へえー!

ノッポさん:アニメはいつも15分くらいやけど、映画は一時間くらいあるもんね

ノリ:そうそう、で、映画は毎回少し泣かされそうになる(笑)

たにやん:SFどんなんにしようかなーと思って、意外なのを狙おうと思って(笑)

ノリ:確かに意外でした!

たにやん:さすがにこれなら誰も読まないだろうという。結構狙いました!

Uさん:原作のね。あびこさんでしたっけ。サラリーマンしてた……SFいっぱいありますよね。

たにやん:えぇっと、そう。あびこさんと藤本さん。その二人で、藤子不二雄なんですよ。その後別れて、藤子・F,不二雄Ⓐって。

Uさん:原作も結構ありますよね。SFマガジンで賞貰ってはりましたよね。むっちゃウマイ。

ノリ:ちょうどSFマガジンでも藤子・F・不二雄の特集やってましたね。

SFマガジン 2023/06号
藤子・F・不二雄のSF短編110作のSF作家や評論家による解説、
ドラえもん脚本を手掛けた佐藤大さん、辻村深月さんの対談など掲載、
編集長が「既に尋常ではない数の予約が来ている」と
話しておられたらしい……みんな絶対好きだよなぁ。ドラえもんは!
(「KAI-YOU」ウェブページ参照)

たにやん:不二雄Ⓐさんのさんの方がちょっとダークな感じ……『笑ウせぇるすまん』とか。

一同:(どよめく。そういえばソレもあったぞ!)

中公文庫 全5巻
今見ると、タイトルセンスからして秀逸すぎる……!
カタカナとひらがなの使い分け、絶妙に不気味感だ……!
Amazonプライムでアニメも観れます。

たにやん:Fさんの方は、ドラえもんとか、SFとか、そういう。

Uさん:最初のアニメ知ってる? 人気なくって打ち切りになった。

ノリ:えぇぇ? 知らないです。

たにやん:(笑)、Uさん、何でも語れますね?

Uさん:(笑) けっこうオリジナルに忠実に作ってたん。ただ、なんでもポケットから出して解決したらあかんやろうと。まぁ、最初のヒト偉かったん。そんなんで解決せんと、自力である程度戦えと、のび太も。

ノリ:あぁー……(正論だ!)!

Uさん:それで結構叩かれたんですよ。ドラえもん何してるかっていうたら、寝てるだけ。それは原作の最初の頃の理念とも合致してた。それが、小学校確か5年生やったと思う。最初ですわ。

一同:へぇぇぇぇ……!

Uさん:そのころ、最初は毎号ドラえもん載ってた。途中から奇数(の号)になってたかなぁ。小学校5年生の漫画版。それでは人気がでなかったんですよね。真面目に作ってるねんけど。

 ほんで、その次に「もういっぺんやろう」ってなった時に、もう一杯ポケットから出したれと。それで人気でた。そして、それも、第何シリーズからか、改善して、だいぶ矯正されたみたい。
 特に今の子弱くなってるから、そういう解決はアカンやろうというて。

ノリ:おぉぉ……(あの国民的漫画にもそんな紆余曲折が!)オモシロイ……!

Uさん:だけど、最初の奴の方がSFぽかかった……だってその頃、ドラえもんで打ち切りなんてビックリΣ(゚Д゚)しはるかもしれへんけれど、朝から晩までアニメばっかりやってましたからね!

ノッポさん:うんうん……そうそうそう!

ノリ:そうなんですか?

Uさん:アニメ特撮毎日、毎日。もう、そんな時代やから、ドラえもんと言えど、別に、そんな……普通。

一同:(爆笑。打ち切られちゃうんだ!)

ノッポさん:昭和40年代、ゴールデンタイムは漫画でしたもんねぇ……!

Uさん:どっちかっていうたら、藤子不二雄のSFはそんなドンパチせえへんし、宇宙船が出て来たりとかじゃないで、大人向けというかね。だからちょっとお子様には難しかった(笑)

ノッポさん:(その頃の流行は)トキワ荘グループで言えば、石ノ森章太郎さん。サイボーグ009とかに近い感じかなと。ギャグの方じゃなく「

Uさん:どっちかといえば、アニメというようりは特撮ばっかりやったかねぇ。しかも、別の曲で裏表で石ノ森章太郎とかやってましたからねぇ。

ノリ:そんなのあった時代やったんですねぇ!

Uさん:「イナズマン」と「キカイダー」が裏表でやってた! その後にまた、仮面ライダーやってたりね。

(探していたら、面白いYouTube動画を見つけました……
 『キカイダー新旧比較』。リンク貼っときます。
 「イナズマンVSキカイダー」なんてのもあるのね。沼る……(笑)!)

YouTube動画
MEIMU版 イナズマンVSキカイダー
Amazon評が分かれてるところも面白いなぁ。

一同:うわー、スゴイ!(爆笑)無茶苦茶印税入ってくるなー

かじやん:え、マッハゴ―ゴーゴーはどうやったんですか

M先生:あれは、タツノコプロ。

Uさん:タツノコプロはアニメだけ。

かじやん:あー、あれは原作なかったんですか。

Uさん:原作ぅ……ないですねぇ。後から漫画ちょっと描いたりとかあったけど。

かじやん:(畳みかけッ)タイガーマスクは!

Uさん:あれは……? あれは梶原一騎さん。格闘漫画のパイオニアみたいな。

ノッポさん:あの頃、そういえば、局には局の看板アニメがありましたもんね。

Uさん:その中で圧倒的人気が、松本零士でしょ。永井豪でしょ。で、石森章太郎。SFばっかりやね。

ノリ:「(銀河鉄道)999」とか、その後ですかねぇ?

ノッポさん:「鉄腕アトム」、「ワンダースリー」……

Uさん:「ワンダスリ―」は原作がどっかなくなってしまったらしいですよ?(笑) あと、「バンパイヤ」とかありましたね。

かじやん:じゃああれ、「マグマ大使」は……

ノッポさん:手塚治虫!

Uさん:そうそう。でも、どっちかというたらもう手塚治虫は低下気味で。一発逆転で「ブラックジャック」出てきたけど。ホントはね、書きたくなかった。医学部卒業でしょ? でも、ほんとは医学ネタは書きたくなかった。

かじやん:そうなんや

Uさん:でも、書いちゃった。実際糾弾されたのが一杯あって。途中から消えてしまった。アレ、載ってるヤツ持ってたら結構おカネ……

ノリ:……なるのか。うふふふふ(持ってないけど。(笑))

かじやん:ロボトミーの話かなんか、あるんですよね。

『週刊少年チャンピオン』 1973~1978年連載。
1979年~983年 不定期連載。全242話。
読書会の話題に出ているのは、1977年、第153話「ある監督の記録」での、
 ロボトミーに関する記載で患者団体などから訴えられた事件。
手塚は自ら否を認めて、新聞に謝罪記事を載せたそう。
医療技術の記載には言及しないけど、
ブラック・ジャックのお話の魅力は、延命と幸福について
何度も何度も形を変えて問いかけてるとこだと信じてやまないし、
「医療SF」ってジャンルにして良くない?と思ってしまうぞ。

Uさん:そう、ロボトミーの話もそうやし。手を羽根に変えちゃう話とかね。いろいろそういう人権団体から糾弾をされたり。

ノッポさん:そういう作品あるんやなぁ

Uさん:ありますね。そういうところ弱かったかな。たとえば、星新一なんかに較べると。
 当時は、バリバリ、テレビの作品となると色んな配慮がされてた。いや、今から見たらエグイのはありますよ。「グレートマジンガー」とか、「このクソ野郎、死ねー」とか

ノリ:ひゃあああ(笑)

Uさん:(笑)もう再放送されない。それで、「グレンダイザー」にいったんですよ。「グレンダイザー」そういうの、駄目ってなってて。で、もっと拡張高く、環境問題とかね。敵も、それなりに敵の事についても書いてある。ほんなら、フランスで視聴率100%。

一同:(視聴率100%!?)

マメ知識:どうやらこのおかげで、永井豪先生はフランスから騎士(シュバリエ)の称号をもらったらしい……!

産経ニュース2019/7/30

Uさん:でも、私たちは見なかった。

ノリ:なんかそういうのフランス好きそー……(フランスの何を知ってるというのか発言ですが(笑)) (日本では)面白くなかった?

Uさん:いや(真顔)、許せなかった。

ノリ:(許せなかった?)

Uさん:最初、マジンガーZの主人公は兜甲児って言うんですけどね。兜甲児が、チンピラみたいになってた。

一同:(爆笑)

Uさん:なんでこんなことせなあかんの、みたいな。ロボットの操縦さしたりーな、みたいな。「おーら、行くぜぇ!」みたいになってて、ほんま衝撃でした。

見つけちゃったよ、グレンダイザーDVDボックス……。
グレートマジンガーもあったぞ、すげーな、Amazon。

ノリ:あ。あれはどうなんですか? 「ガッチャマン」!

Uさん:「ガッチャマン」は名作じゃないですか?

ノリ:(やほい!)「ガッチャマン」、名作戴きましたぁッ!

Uさん:で、その次にもっとSFっぽい、「テッカマン」、「ハリケーンポリマー」失敗しました(笑)。

ノリ:ちょっとテーマ重かったですかね?

Uさん:まぁ、それもありましたけどね。基本、吉田竜夫さんは、SFが好きなんです。やりたいんです。SFようコケるんですよ(笑)、今から見たら「テッカマン」も「ハリケーンポリマー」も凄いんですけど。切られちゃいましたね。

M先生:浮かび過ぎる。浮かび過ぎるから、からうまくいかんねん。

ノッポさん:環境問題で、移住する先を探す、でしたよね。「テッカマン」。

Uさん:ほんで「タイムボカン」にして、「ヤッターマン」にして、テレビ向けにして売れた。

ノッポさん:あー、そうか! タイムボカンシリーズ好きやったなぁ。

Uさん:(ここで、ハッとして、たにやんさんへ)……私が語って、ごめんね?

一同:(笑)

たにやん:(笑)、イヤ、むっちゃ勉強なります。歴史を知るというか。

ノリ:(笑)、ここら辺は(たにやんさんと自分さして、たにやんさんに)ガンダムとか、バイファムとか、マクロス世代です?

たにやん:(チガウー)

ノリ:あ、チガウ?(汗)たにやんさん、もっと後や!

たにやん:ガンダムは再放送で見ました。

Uさん:私たちがリアルタイムや。

ノッポさん:昔、ガンダムって土曜日の5時頃でした。なんであんな時間やったんでしょ。

Uさん:戦争アニメやったから。「(宇宙戦艦)ヤマト」ですら、7時半からやった。

ノッポさん:関テレでカルピス劇場、あれ、裏番組でしたね。 

Uさん:そう。だから、みんな「ハイジ」観る。「ヤマト」最初に見てた人ちょっと変な扱い(笑)

ノッポさん:いやいやいや、そんな事ナイ(笑)!

Uさん:「ヤマト」事体めちゃくちゃ配慮されてるんですよ。それでも、7時半になる。もう、ガンダムに至ってはむちゃくちゃ戦争やから、五時半(笑)。

M先生:「ハイジ」とかね。「フランダースの犬」とかね。あぁいうやつを観せてた。

Uさん:あぁ、そうそう。ハイジがはじまるまではね。「猿の軍団」ってやってたんですよ。小松左京の。

ノリ:え。何?

Uさん:「猿の軍団」。「猿の惑星」の丸パクリ。みんなソッチ見ててね。『「ヤマト」見てるやつ変なヤツ(笑)』

Uさん:「ドラえもん」って、映画どれもいいですよね。今でも泣きますよ。この年でも。

ノリ:「のび太と恐竜」が一番好きです……!(譲れん!)

「のび太と恐竜」
知らん人、おらんくない? ( ;∀;)
ペットとのお別れストーリーにしても超壮大。
タイムパトロールが最後出て来るのもカッコイイ!!!

たにやん:リメイクの方ですか?

ノリ:最初の方のヤツ。でも、リメイクもいいけど。

Uさん:私は「スタンドバイミー」が良かったですけどね(←こちらも譲れない風(笑))。どっちも最高やけど。
 いま、リメイクばっかりでしょ? それでもいい。

ノッポさん:映画は観たことないねん。

Uさん:今の子はも「ドラえもん」は好き。スキはスキでいいねんけど、ほかないので、ドラえもん、ドラえもん言うてるだけやったら、少し可哀想かなと。

ノリ:あぁー。観るヤツなくて?

Uさん:私らは観てなかったから(笑) アホみたいに、全局アニメやってた。子供向けでしたね。今、ゴールデンタイムにアニメみたいなのやってないですからね。 
 
たとえばあの、「漫画日本昔話」ありますやん。今でもやったらね 視聴率取れる。でもやらない。なんでかわかります?

ノッポさん:なんでなんですか?

Uさん:中抜きできないから。けっこうガッツリお金かかる ひな壇芸人並べておいた方がよっぽど安くあがる。

M先生:日本昔話やったら昔やったのをもっかい同じヤツでやったらええんちゃう?

ノリ:全然いけますよね?

Uさん:いけるんですよね。何十周年きねんかなんかで、もういっぺん流した事があった。そしたら視聴率20%くらいあった。でもやらない。

かじやん:今スゴイですよね。20パーセントなんかなかなかとれない。

Uさん:そう、それで取れるのに。

かじやん:スポンサーがつかない?

Uさん:いや、全然そんなことない、でも、やらない……あかん。そろそろ止めよう。

一同:(確かに、終わらない! 笑)


今回のトークを纏めるのに、あっちこっちのネットの大海で
藤子・F先生のトリビア覗いて、さらに好きになってしまいました。
映画の前に「今年ののび太はこんな冒険するんだよ」って家族に話してたという藤子・F先生。
もう、そのエピソードだけでで泣いてまうわ……。

このメンバーに、『ドラえもん』で突いて来る、たにやんさん、おそるべし!

丁度、こちらも刊行中なので載せときます!

藤子・F・不二雄 SF短編コンプリートワークス』 全10巻

一見、宮沢賢治の自己犠牲に通じるような話なのかなと思いきや、クルッと最後のヒトコマで
ひっくり返される「カンピュセスの籤」なんか、ほんと、ぎゃふんでした。
通常版の装丁も素敵だけれど、愛蔵版はむちゃカッコイイ!

(REPORT3 『夏の扉』へと続く(しかもUさんのTURN(笑))……)

 次回、SF読書会は2023年9月1日(金)6:30~
まちライブラリ―@森之宮キューズモールにて。
申込ありますが、当日飛び入り参加も可能です!
 SF友達、作りませんか!

いいなと思ったら応援しよう!