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失敗?お紅茶で染めれば大丈夫ですわ!


皆様、ごきげんあそばせ~ッ!今日もSUNが燦々ですわね!


普段はお嬢様という身分を隠し、買い物はブランド品などには手を伸ばさないわたくし。自分の好きな物を揃えるために、うんうん悩む日々です。


だけど、時折、それでも失敗してしまいますの…。たとえば、この間買った目隠しのレース暖簾なんか。


あらっ、電気にレースが透けていい感z…

いやっ、短――――――い!!!!!(卒倒)


あんなにちゃんとメジャーで測って!!
「45㎝で足りるな…」なんて頷いて!

Amazonから届いて、ウキウキ飾ってこのザマです。いつも人生ってこう。己の愚かさが煩わしい。

しかし、すぐにメルカリに出したり、捨てたりするのは自身のSDGs精神に反するので…。

キッチンにマグネットで貼る?箪笥カバーにする?明日から頭にかぶる?自転車にビラビラ吊るす?

いろいろ試案した結果、昭和のお土産ペナントよろしく、壁へ貼ることにした。

うーん。色が…?

壁と同化しすぎて、かわいいレースが目立っていないような。

周囲の装飾物も落ち着いた色味でそろえているため、もうすこし落ち着いた感じにしたいかも。

SO・N・NA・TO・KI・HA…


「紅茶染め」ですわ~!


紅茶染めとは、その名の通り布を紅茶に浸して行う染色方法のこと。

我が家ではのりこ(母)が裁縫を行うとき、色調を変えたい時には頻繁に紅茶染めを行っていた。

大きな鍋で布を煮込む姿は幼少期から見ており、その素晴らしさを、今強く実感しております。

貴方のお家に眠っている、色の明るすぎるTシャツ・謎の茶色い染みをたたえた衣服等、一度染めてみてはいかがでしょうか。


このライトカバーなんかも、布を紅茶で染めました。

用意するのは

・お鍋(大きめ)
・ティーパック(インスタントコーヒーでも可)
・おはし
・ざる
・湯おけ
・塩

以上!簡単にお家にあるもので揃うのも、紅茶染めのいいところですね。


➀まずはお鍋にたっぷりのお湯を沸かして、紅茶を煮だしてください。

  ワッハッハ。暴れるな暴れるな。ヨシヨシ。

散歩中の犬よろしく、沸騰したお湯の中、ねじれたリズムで踊るティーバッグたち。かわいいね。

別に飲むわけじゃないので、渋みが出ようがなんだろうがヨシ!
LUPICIAやTWGなんかの高級品じゃなくて大丈夫。私はトップバリュのフェアトレードダージリンティーを使用いたしました。


➁染めたい布を水に通し、紅茶に漬ける(30分くらい)

 寸足らずののれんを水に通し、ぎゅっと絞ったら熱々の紅茶に浸します。 食材じゃないものが鍋に入っているのは、何とも不思議なカンジ。
均等に色が入るように、お箸でぐるぐる混ぜたり。

布の量や材質にもよるけど、今回は小物だから30分くらいかな!
その間に部屋のお掃除をしたり、音楽を聴いて踊ったり。
そうそう、湯桶に塩水を作っておくのも忘れずに。


そういえば、清竜人25が復活してて嬉C~!しかも夫人の中にさきなちゃん、ねもちゃん!

 MVの2番に出てくるシーンはジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「ダイヤのエースを持ついかさま師」のオマージュなのかな?こういうのおしゃれで大好き。

 誰かがコメントにも書いていたけど、アイドルグループの真ん中へ男性を持ってくることでエロスを打ち消す手法が本当にすごい。こんなの竜人くんにしかできないよ…♡

 

➂染めた布を洗って塩水に浸す


私が清竜人にメロっている間に30分が経過していました。
布の様子を見てみましょうね。おぉっ、染まっとる染まっとる。
そうしたら、染まった布をざるに開けて、紅茶液を洗い流します。

 ここに塩水があるじゃろ?そこへ染めた布をジャボンなのじゃ。

 
なぜこの工程を挟むかというと、染めた色を布に留めるためですね~。
酢とかでもいいらしいよ。

 

④布を洗濯して干す。

 う~ん、今日も良き天気。心安らかなり。
夏の洗濯ものがすぐ乾くところ、大好き!近年は暑すぎるけど。
いつも通り洗濯したら、これにて紅茶染め完成。必要に応じてアイロンがけなどしましょう。

 

 最後にアイロンがけ。そして壁に貼って!

完成!ですわ~!

ほうら、紅茶の色味がうっすらと加わって、アンティーク味も増そうというもの…。

おや?

 

おや?

 

染前
染後

も、もしかして。

染めたけど変わってない??

私が費やしたこの時間は、もしかして…

 MU☆I☆MI…?


そ、そんな…。

 

(嬢様…お嬢様…)

 
ハッ、この声は…。

じいや…。


(お嬢様の頑張り、この爺や、涙をこらえて見ておりました…。)


あぁっ、じいや…。

定年を過ぎて執事を退職した今、この瞬間に時給は発生しないっていうのに!

わざわざ見ていてくれましたのね…?

 

(今は思う存分涙なさいませ…。爺やの肩をお貸ししましょうぞ…。)

 

あぁっ、じいや…。肩からアンメルツのにおいがするわね…。グスッ…。

 


イマジナリーじいやと戯れたところでハッと我に返ると、外はもう夕闇に覆われていた。

あぁ、涙を拭いて夕飯の支度をしなくっちゃ。

 

拝啓、お父様 お母様。お元気でしょうか。

私は未だに一人暮らしの分量が分からず、見合わないサイズの鍋へミチミチのカレーを作ったりしています。

失敗も沢山あるけれど、それすらも人生の豊かさに転換して生きていきますわ!強く、強く!

パンの食べ歩きが大好きなドジっ子お嬢様の日常は、明日も続く___…☆


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