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松山は上映終わってないよ!?(アニメ映画「がんばっていきまっしょい」)

前回の記事

前回はがんばっていきまっしょいの創作についての記事だった。あの記事を読んで何か創作した人はいるのだろうか?公式関連の過去絵を探してみるのも面白いかもしれない。ちなみに櫻木監督のファンアートは削除されている。歴代主人公が3人でリレーをする、というイラストだったが何か大人の事情でもあったのだろう。
記事内でリポストのお願いをしたところ、目に見える形で効果があった。これで創作界隈が盛り上がると良いのだが・・・。
ANAクラウンプラザホテル松山のコラボスイーツも間もなく終了なので、過去記事をぜひリポストして、多くのしょい民に広げていただきたい。
→記事「がんばっていきまっしょいコラボメニュー」で衝撃を受けすぎて、大きな勘違いをしたヤツ。/ TrySailと雨宮さん

三津の商店街からしょいの光が消えていく

最近仕事が忙しく、早く家に帰るためのルートを通っていたが、今日久しぶりに商店街ルートを通った。「何かしょいのための記事に使えるネタないかなぁ」と進んでいるとネタあったよ。あったけどいいネタではない。
いつも見ていたポスターがない。
一か所、二カ所・・・。残っているのは商店街入り口の餃子屋と、ARスタンプラリーポイントのパン屋の2カ所。
「嘘だろ、まだ松山では上映してるんだけど・・・」
一瞬嫌な予感がよぎる。伊予鉄三津駅のポスターや看板も撤去されてしまったのでは?
この予感ははずれ、駅にはいつもの場所にポスターがあり、看板はそのままあった。暗闇に煌々と映し出される看板は、冷え切った中でも暖かさがあった。
別にポスターが無くなったって、がんばっていきまっしょい自体は無くならないし、聖地も元の景色に戻るだけである。
だけど、だけどがんばっていきまっしょいは三津に聖地として光を当ててくれた存在なのに、聖地で作品を知る手段が無くなろうとしている。

がんばっていきまっしょいの終わりの形

この映画は終わりがあるから美しい、と語る人がいた。部活というテーマも、青春というテーマも引退と時間によって終わりが来る。
だから彼女たちの物語は一層輝いて見えるのだろう。

ただ、本当の終わりは人に忘れられたときである。思い出されることもなく、あった事すら誰もしらない。そうやって終わりは訪れる。
だから、たかがポスターなんだけども、自分には終わりの予兆がひしひしと感じられて辛い。各劇場から消え、聖地から消え、人々の記憶から消える。例外なくしょいもそうやって終わりを迎えるのだろう。

そのあと残る物は、自分のような作品の光が忘れられない地縛霊だ。自分にはしょいが終わる姿が想像できない。いや、想像することを拒否しているのだ。終わらせない。だからみんなでオフ会をするのだ。

聖地は即効性を求めていた?

聖地は少し焦りすぎていたのかもしれない。
往年の名作「がんばっていきまっしょい」。その新作映画は背景の忠実なアニメで、世には聖地巡礼という言葉があり、なにやら作品を観た観光客が押し寄せるらしい。半年前からポスターを貼り、マップやスタンプラリーまであるらしい。
これで観光客激増間違いなし!

という幻想を抱いていたのではないだろうか。上映から約1カ月。1カ月たったけど、道端には何やらスマホを振り回す人がやたら増えているぐらいだ。
「なんだ、アニメ映画もこの程度か」

実は、地元民の中では「数字」が良くないのは周知の事実である。
「まあ、「また東高の話か笑」って感じ。昔やってたのにまたやるのね」という冷たい見方も多い。意外と田舎ほど学校を気にする。東高OB,OGが好き勝手するために作った作品、との風評もあるくらいだ。
若い自分には新鮮に映った「がんばっていきまっしょい」も地元人気があるとはいえ、食べ飽きた題材だったのかもしれない。

聖地巡礼のハードルは地域に左右される。自分みたいに家を出れば聖地巡礼、という人もいれば、遠く北海道から「松山行きたいな・・・」とつぶやく人がいる。後者の人が愛媛を訪れるにはどうしても時間がかかる。
その時間差を理解していないと、「松山が舞台なのに、ここ一カ月でそんなに観光客増えてないよね」となってしまうのだ。そして聖地は自らの手で光を握りつぶそうとしているのかもしれない。

しょいの宣伝はただ観光客を増やすだけではない

映画が終わればポスターを剥がす・・・のが必ずしも聖地にとって正しい選択とは思えない。
がんばっていきまっしょいを見て、松山や三津が気に入った、という人がいた。そういう人がもしかしたら熱意をもって地域のために何かしてくれるようになるかもしれない。ただの観光客はそれこそ一度きりの事が多い。
しょいを見て感動した人は、繰り返し松山や三津を訪れようとしてくれている。
地元民がこの違いを分からなければ、それこそ聖地巡礼で人を増やそうなど夢のまた夢だ。
・・・とは書いたものの、地元民に周知する方法はほぼない。お店はその人の持ち物なので好きにしてもらうしかない。残りの施設が掲げていれば、希望はまだゼロではない。

「見て来ました」を伝えよう

最近、赤煉瓦もすっかり”マニアさん”が減ったらしい。みきゃんのコラボぬいぐるみはレジ横に誇らしげにおいてあるが(映画では入り口横にあった)、パンフレットは雑誌の下に埋もれている。出して嬉しそうに説明していた奥さんの姿が懐かしく思えるくらいだ。
この記事を見たしょい民は、必ず聖地の方々に映画を見て「お店に来た」「三津に来た」「松山に来た」と伝えて欲しい。
すると、自然に「がんばっていきまっしょい効果あるなぁ」と思わせられるはずだ。そうすると聖地にまた光を掲げるところが増えるかもしれない。

今日はここまで

だいぶ偉そうに書いたが、三津からしょいの光が消えるのが本当にさみしいのだ。暗くなるのが早くなり、寒さが身に染みるようになった影響もあるかもしれない。
しょい民ひとりひとりが今は貴重な光なので、その火が消えないように願うばかりだ。

お疲れさまでした。


今週金曜日にX上でスペースをする予定です。(22:30~、予定により中止あり)
なので金曜日は記事無しか、縮小版でお届けします。ここまでくると毎日書かないといけないような気がして。
実際なかったらなかったで気にする人は少ないだろう。
スペースもやるかやらないかでとても迷いました。だって誰も聞きに来なかったら滑稽じゃないですか。毎日がんばっていきまっしょいの薄味記事を書き、スペースでは独り言を呟き続ける・・・。どうとっても怪しい人でしょう。
一応話す内容は、今日までの記事の振り返りと、次のオフ会についてです。新規向けにしょいのオフ会とは何かの記事も貼っておきます。

告知→今日はちょっとした雑談回(アニメ映画「がんばっていきまっしょい」について)

経緯→「がんばっていきまっしょい」聖地三津はマニアックな場所!? しょい民オフ会計画





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