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千葉パワースポット【木更津編:厳島神社】

●千葉のパワースポット

千葉は実り豊かな国、「ふさのくに」と呼ばれ、パワーが漲るみなぎるスポットが実はたくさん点在しています。今回はその中のひとつとなる「厳島神社いつくしまじんじゃ」をご紹介しましょう。

●厳島神社・白弁財天とは

知る人ぞ知るパワースポットである厳島神社。木更津駅から徒歩10分ほどの場所に位置し、地元では「弁天さま」と呼ばれています。名前の通り、広島県にある世界遺産の「厳島神社」が総本社となっています。


厳島神社に聳え立つ鳥居
厳島神社入口

〒292-0831 千葉県木更津市富士見1丁目7-10

●主祭神

主祭神となる市寸島比売命は、厄払いの神様スサノオを父に持ち「海の守り神」とされる、宗像三女神むなかたさんじょの一人です。
また七福神のひとりとなる弁財天でもあり、琵琶を持ち美声を聞かせると言われています。本来であれば、漢字は「弁才天」なのですが、音の響きが同じことから「弁財天」としているところが多く、財産の神様として崇められているそうですよ。

厳島神社鳥居

●社から本堂まで

やしろは外から見てみると、ひっそりと佇んでいて小さく感じますが、一度入るとその存在感に驚かされます。
それと同時に周りの外気と遮断されたように感じられ「鳥居をくぐることで穢(けがれ)を払う」とされていますが、まさにそれはこの事だと深く実感しました。

亀のモチーフ
亀のモチーフの手水舎
亀の手水舎

周辺には、たくさんの小さな亀が生息していて、可愛らしい姿を見ることができます。
亀は、海の守り神・弁天さまの使いだともいわれており、神社の境内の中や柵にモチーフとしてあちこちに利用され、見た目よりも立派に作られていた印象を受けました。

本殿

また、軒下には昔からお祝いや繁栄を象徴とする「波兎(なみうさぎ)」が波を元気に跳ね、私達を出迎えてくれているようです。

名工の伊八の彫刻
名工の伊八

社殿の中には、木更津市指定文化財に指定されている彫刻が飾られています。
この作者は名工の伊八という人物で、波を掘らせたら彼の右に出るものはいなかったことから「波の伊八なみのいはち)」と呼ばれていたそうです。
彼は、日本を代表する浮世絵の葛飾北斎にも影響を与えたといわれていますよ。

社殿彫刻の詳細事項
社殿彫刻の詳細

●厳島神社の3つのおすすめポイント!!

海の女神に相応しい、美しい川
弁天さまの周辺にはきれいな川が流れていて、さすが海の女神を祀っているだけのことはありました。心が澄むような清らかさを感じられます。

亀神社!?縁起の良い亀に好まれた神社
亀たちは産卵期になると、卵を産むための砂地を探して数100メートル離れている八剱八幡神社やつるぎはちまんじんじゃへと移動するそうです。その時期は6月〜7月とされており、運が良ければ、その様子を見ることができるかもしれませんよ。
神社から神社へと渡りゆく、生き物の神秘を感じました。

弁天さまに参拝すると美人になれる!?
この神社の主祭神となる弁天さまは絶世の美女だそうで、女の子が参拝すると美人になると言われています。お子さんに娘さんがいる方は、ぜひとも連れてみてはいかがでしょうか?

●おわりに

今回は、木更津の地に昔から根深く存在していた厳島神社をご紹介しました。
その昔、木更津の芸子達は技芸・芸能のご利益があるとして、この神社に足繁く通ったそうです。
小さいながらも行き届いた境内からは、地元の人々に愛され、大切にされてきたことが伺えます。
この神社の他に、千葉県には伊八が制作した彫刻が多数あるそうです。
実際に木更津市の光明寺や成就寺にも彼の作品が飾られています!!
両方とも弁天様から徒歩圏内なので、機会があれば巡ってみてもいいかもしれませんよ!!

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