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闇の効用

kodou という芸術表現をしていると、いつも思うことがある

それは、僕たちは、世の中のことが変に見えすぎているということだ。不思議な話で、ホタルは、明るい時に草むらの中にいても、特に存在感を感じない。夜という光を失った空間で、光の明滅だけをしているときのほうが、ホタルの存在を感じてしまう。

なぜなのかというと、僕らは見えていたとしても、その情報量を処理できるだけの器が存在しないからだろうと思う。だからこそ、何かを引き算する、情報を減らすことで初めて見えてくるものが在るのだろうか。

見えるから見えない。

そんな現象があるのだということを、メモとして残したくなったので書き記しておく。

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芸術のげの字も知らなかった素人が、芸術家として生きることを決めてから過ごす日々。詩を書いたり、創作プロセスについての気付きを書いたり、生々…

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