いよいよ来た
ついにやって来た。
聞いてはいたので、いつか来る、いつか来るとは思っていたが、遠い先の話なんだと勝手に思っていた。
鼻毛に白髪が生えていたのだ。
友人の中ではもうすでに髪の毛に白いものが混じってたりする人もいるが、僕の家系に若いうちから白髪になる人はおらず、僕も髪の毛に一本だけ白髪がある程度。
そんな僕に白髪の鼻毛。
老いだ。これが、老い。
もう何していても鼻毛に白髪がある事実は変わらない。
タピオカミルクティーを飲んでいても鼻毛に白髪。
ナイトプールでインスタ映えしてても鼻毛に白髪。
DJプレイでフロアを沸かせても鼻毛に白髪だ。
だんだん鼻毛に白髪がことわざみたいに見えて来た。
鼻毛に白髪(はなげ-に-しらが)《どんなオシャレやかっこいい事をしていても鼻毛に白髪が生えてるとダメな感じがする事から》おっさんが何をしても無駄なことのたとえ。
例文「部長のSuchmos好きアピールは鼻毛に白髪で、見ていて辛いです。」
ありそうだ。
言われてたらどうしよう。
とりあえず鼻毛の白髪を抜いてから考えよう。