「ドラゴンボールZ 舞空闘劇」のレビューや感想【GBA】
筆者が実際にゲームで遊んでみて、レビューや感想をさっくりまとめて記載します。今回はゲームボーイアドバンスソフトの「ドラゴンボールZ 舞空闘劇」について記載します。
実際に遊んでみての感想
「ドラゴンボールZ」を題材としたラッシュバトルが楽しめるドット絵2D格闘ゲームです。肉弾戦だけでなくボタンの組み合わせでエネルギー弾や必殺技などを繰り出し、広いフィールドを瞬間移動や高速移動を駆使して動き回る、ドラゴンボールらしさ全開の格ゲーとなっています。
格ゲーなのでボタンを連打したりとアクション操作は激しめですが、A・B・L・Rボタンの組み合わせで技が出るので、難しいコマンドなどは一切ありません。
筆者が思う本作の面白さの一つは、バトルで選択できるキャラクターの豊富さです。登場キャラ自体は13人ですが、各キャラにそれぞれレベル違いの別キャラが用意されています。
例えばベジータで言うと、ノーマル(レベル1)、スーパーサイヤ人(レベル2)、魔人ベジータ(レベル3)という感じです。他のキャラもスーパーサイヤ人3ゴテンクスやアルティメット悟飯など、総勢39パターンの選択肢があります。
チームバトルでは最大3人(レベル合計4)まで編成できるので、どのキャラを高レベルにして、どういうメンバーにしようかと考えるのが楽しいです。
筆者が思う本作の面白さのもう一つは、全キャラクターに用意されたIFストーリーです。本作のストーリーモードは原作を追体験できる「フリーザ編」「セル編」「魔人ブウ編」の他に、原作とは全然違うIFの物語が楽しめます。
ざっくり説明すると、18号が悟空を倒して人造人間の悲願を達成。その後、更なる最強を求めて自らセルを完成させて、未来の人造人間と決着をつけるみたいな感じです。めちゃくちゃですよね(笑)
結構ぶっ飛んだ内容になっているストーリーもあるので、ドラゴンボールの物語を本当に愛している方にとっては困惑する可能性もありますが、このゲームだけの限定ストーリーが見れるので筆者的には楽しかったです。全キャラ分用意されているのでボリューム感も半端ないです。
システム面に関しては悪い意味で気になる所がいくつかありましたが、中でも特に気になったのは、バトルに制限時間がないことです。
COM戦ではAIが結構逃げ腰で、まず距離を取ろうとします。バトルフィールドもかなり広いので酷いと相手がどんどん逃げて離れるのでまともに戦えないことも。
特に気弾で遠距離から狙おうとすると、ずーっと離れていきます。制限時間での決着もないため、一回の戦闘時間が長くなることが多々あり、その結果連戦と長期戦に耐えられず、筆者の指がつる事態に。
筆者が衰えてるだけの可能性大ですが、GBAで激しいアクションを時間無制限でやると色々と後遺症がでるかも…?ゲームボーイミクロは特に注意。
総評
ドラゴンボールの格闘アクションゲームとして概ね満足のできる作品です。ここまで色々紹介しましたが、やはりド派手なアクションや瞬間移動など、ドラゴンボールらしさが味わえるのがファンとしては嬉しいです。
ストーリーモードもボリューム満点で遊び応えは十分にあります。ドット絵の格ゲーとしても良くできており、アニメでもお馴染みの声優によるキャラクターボイスも収録されています。ドラゴンボールZが好きな方なら買っても損はしないと思います!
これからプレイしてみる方へのアドバイス
今手に入れるとしたら中古になってしまうと思いますが、本作はチュートリアルがしっかりしているので、基礎からコンボまで丁寧に説明してくれます。操作方法が分からなかったら、まずはピッコロさんと修行しましょう。
ただし中古で買う際の注意点としては、データの消去ができないことです。つまり、スコアランキングやショップの買い物状況がリセットできなくなっています。
ショップでは各キャラのレベル違いやIFストーリーなどを解放していくのですが、既に全部買われていることも。また、良くわからない人のスコアランキングがずっと残るので、気になる人はいると思います。
こればっかりは買った後しか分からない部分ですが、その点にはご注意ください。
その他思ったこと・細かいポイント
敵味方色んなキャラが出る
バトル中もお馴染みの声優の掛け声が聞ける
パンチやキックなどのモーションは大体どのキャラも同じ
人造人間はエネルギーを使わないなど細かい特徴もある
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