「Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!アドバンス」のレビューや感想【GBA】
筆者が実際にゲームで遊んでみて、レビューや感想をさっくりまとめて記載します。今回はゲームボーイアドバンスソフトの「Jリーグ プロサッカークラブをつくろう!アドバンス」について記載します。
実際に遊んでみての感想
本作はサッカーシミュレーションゲームとして人気の高い「サカつく」シリーズのGBAソフトで、2002年のJリーグ版となります。
ちなみに2002年ってサッカー的にいつ頃なのかを一応説明しておくと、世間一般では日韓ワールドカップが開催され、フラット3とか稲本の最年少ゴールとかゴン中山が日本代表にサプライズ招集されたとかそんな時期。
当時のJリーグは2ステージ制で、本作もJ1に上がると1stステージと2ndステージを戦います。また、交代枠も3人までとなっており、今のサッカーとは基本的なルールに違いがあります。
本作はこれまでのサカつくとは違い、オリジナルチームではなく実在のチームを選択して始めます。Jリーグ好きな方なら最初から応援しているチームを率いることが出来るので、思い入れもあり楽しいと思います。
所属選手は実名で登録されており、顔グラフィックも何となく似てて好感が持てる。今では解説者や監督をしている方もバリバリの現役選手として登場しており、往年のJリーグファンの方は懐かしい面々に胸が躍ると思います。
筆者的には外せない川崎フロンターレで言えば、中村憲剛やジュニーニョすら入団前のため収録されておらず、鬼木キャプテンを筆頭に、後に川崎山脈と呼ばれる3名がまだ若手で登場しているような時期。流石に筆者もまだサポーターではない頃。
ゲーム内容の部分ですが、経営・練習・成長・交渉など「サカつくらしさ」を十分に味わえる良作でした。最初は勝てなくて苦労するものの、しっかり戦術を見直せば良い試合は出来るようになり、徐々に選手が成長すると勝てるようになっていく楽しさこそサカつくの醍醐味です。
試合中も早送りが出来たり、演出をカットしたりとサクサク遊びやすく作られており、GBAソフトの特徴とも相まって操作周りが快適なのもGOOD。やろうと思えばBボタン連打で毎試合さっさとこなし、1シーズンをあっという間に終わらせることも可能。
ここまで良いことばかり紹介しましたが、ここで最大の欠点を紹介します。
それは、チームの所属メンバーが最大16人までということ。スタメンの11人とベンチ入りの5人までなので、怪我人が出るとここからどんどんマイナスになっていきます。補充できる人員はチームにいません。
怪我人が一人出ただけでも交代枠が厳しくなり、ゴールキーパーが怪我した時はもう終わりです。もちろん複数人怪我することもあり、それだけでシーズンを棒に振ることも普通にあります。
怪我の問題だけでなく、移籍交渉の時も16人いると交渉すらさせてもらえず、まずこちらの選手を放出して枠を空けないといけません。本当に少ない人数でやりくりしないといけないのに、これは酷いです。若手の選手をベンチ外で育てておくなんてことも出来ません。
総評
総合的に見ればGBAでサカつくができる点、簡略化されている部分もあるが十分に楽しめる点、操作感や進行がサクサクで快適な点から、筆者的にはかなり高評価です。
ゲーム内容がすごく良かっただけに、登録人数がもう5人、いや3人でも多ければ神ゲーでした。
難易度も低いので、サカつく初心者の方でも遊びやすく、久しぶりの方も十分にサカつくを堪能できます!お勧めできる作品です!
これからプレイしてみる方へのアドバイス
往年のJリーグが好きだった方は、応援しているチームのメンバーを見るだけでも楽しいと思います。チームはどこでもいいという方は、ジュビロ磐田や鹿島アントラーズなどを選べば、日本代表選手が最初からいる状態で始められるので、勝ちやすいです。
実在のチームで始められるおかげで、J2、J1は初期メンバーでも十分に勝てます。チームの柱を軸に、若手も少しずつ使って伸ばしてあげましょう。
序盤はお金が無いのであれこれ移籍させるのではなく、自チームの選手をひたすら育てていくのが強くなるコツです。お金が貯まってきたら、施設を拡張していきましょう。
使うか使わないか迷うラインのベテランにオファーが来たら移籍させても良いでしょう。空いた枠にチームのウィークポイントになりそうな補強をしていく、という流れが良いと思います。
しかしこれはあくまで筆者のやり方です。自分だけの自由なチーム作りがサカつくの醍醐味なので、信念に沿った経営や直感に頼った経営をしても全然OKです!
その他思ったこと・細かいポイント
偽名だけどOBや海外選手なども登場
選手の詳細が判別しにくい
選手は言いたい放題に不満を溜めてくる
電池式なのでセーブが消えることもある
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