特撮ヴィラン語り ~その454 次世代のスマートブレイン~
2023年、私matthewが一番大好きな仮面ライダー作品「仮面ライダー555」が20周年を迎え、新たな続編として「パラダイス・リゲインド」が制作されました。
当然映画館で観ましたが、いやあ…20年経ってもあの空気感は色褪せませんね。登場人物の誰も彼もが不器用で、何が正しいかすらあやふやな時代の中でそれでも懸命に生きていく姿。続編として期待通りの出来でした。
そして中でも大きな目玉となったのが、20年の時を経て「555」世界に登場する新型仮面ライダーたち。スマートフォンに生まれ変わった変身端末をベルトにセットする形で登場する、新たな姿に生まれ変わった3人の仮面ライダーです。
つい数年前のゲスト出演までずっと、ガラケーで変身してた現役だったんですよね「555」…保証期間長過ぎィ…(おい)
主人公であるファイズも同じくスマートフォンに生まれ変わったファイズフォンNEXTを専用ベルトにセットすることで、仮面ライダーネクストファイズという新たな姿で登場します。
そして敵対する仮面ライダーたちも、同じく新型のスマートフォン端末で変身。必殺技や武器の装備も全てアプリ操作で行います。
物騒なアプリだなそれ
まずは今作の目玉として登場する完全新登場の仮面ライダーミューズ。
過去に登場したライダーのパワーアップというわけではなく、最初から新型として設計されているためか能力も高く、両肩に装備された短剣ミューズエッジをワイヤー操作で巧みに操ります。
最大の特徴は「行動予測AI」を搭載していること。AIを起動させることで相手の数秒先の行動を予測し、いとも簡単に行動を回避することが出来ます。
今年発売になった新型iPhoneが独自AIを搭載していることが話題になっていますが、時代を先取りすると未来予測まで出来ちゃうんですね…ある意味怖い。
そして次に紹介するのが仮面ライダーネクストカイザ。「555」劇中でも決して信頼のおける味方とは言い難いクセ強な言動でストーリーを搔き乱した第2の戦士:仮面ライダーカイザの強化型とも言える新ライダーです。
が、何とこのネクストカイザ。端末自体はスマートフォンタイプのカイザフォンXXに変わっていますが、端末をセットするベルトの方は元のカイザドライバーそのままなんです。
つまりカイザフォンXXは20年前の旧型システムとの互換性を残してあるということなんでしょうか。
それとも、ベルトまで新しく作る予算がスマートブレインに残ってなかった…?(こら)
まあ、何故か今回スマートブレインの方針が180度変わってますからね…
元々はオルフェノクとなった人間たちを秘密裏に支援してたのに、今回は政府の傘下に入ってオルフェノク殲滅の任務を請け負ってるし…
いや、でも政府とコネ出来たんなら国家予算もらってベルト新しく作るのもアリだよね…?
てか「555」世界の政府もなかなか腐ってんなそれ
matthew
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?