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CLS in 道東に初参戦!

7月1日に参加した「CLS in 道東」のレポートを書いていきます。(運営スタッフ様に許可を得て、一部写真をお借りしています)


CLSin道東2023海霧編に参加!

1 はじめてのCLS(コミュニティリーダーズサミット)

 「CLS」を知ったのは、2月に釧路で開催された「CLS in 道東 極寒編」。知り合いが参加しているのを見て、直感的に「面白そう」と興味を持ちました。もともとは高知発祥のイベントなのですが、コミュニティや地域づくりに仕事で関わる中で見聞を深めたり、同じような考え方を持っているけれども様々なバックグラウンドを持った方々とお話ししてみたい!(あとは、根室に近い釧路という地で私の住む「芽室町」という町のPRを勝手にできれば・・)という思いで今回参加しました。
「CLS(コミュニティリーダーズサミット)」ってそもそも何?と思った方、こちらをお読みください。

次回は10月21日、高知にて開催!

事前に調べてみると、運営側に知り合いがちらほらいることが分かり、少し安心。
以前からお世話になっているKITAMI BASE西村貴子さんと芽室でお会いした際にも「ぜひ」とプッシュを受け、よく分からないまま「LT(ライトニングトーク)」枠(1人5分で活動PRができる枠)で参加しました。沢山の人が取り組みを紹介すると思っていたら、6人しか出ないことに後から気づいたのでした・・!

2 ざっくりの感想

まず、参加して本当に良かった!と思いました。
イベントの空気感も質もすごく良くて、身の周りの似たような感覚を持っている方や地域づくりの仲間たちにも勧めたくなるし、自分でもまた行きたいと思えるような内容でした。
と同時に、これだけの人数が集まるイベントを運営するとなるとめちゃめちゃ大変だなと、企画の目線からも思います。
事前のサポートから当日、事後のフォローまで終始一貫して親切、丁寧で、本当に素晴らしかったです。運営スタッフ同士のチームワークも仲も両方良くないと、この空気感は生まれないのではと思いました。この素敵なイベントを作り上げてきた皆様に敬意と感謝を表明します。

3 前夜祭

ここからは、一部運営スタッフさんの写真をお借りしながら、振り返ります。
当日いきなり乗り込みんでアウェーだと悲惨なことになると思って、前夜祭から参加し、少しでも知り合いを増やそうと考えました。ここで初めましての方とご挨拶もできたので、それでほぼ目的は果たせたのですが、
前夜祭会場となった浜番屋さんで出てくるメニューの豪華なこと!

絶対王者のカニさん

新鮮な魚介はもちろん、大きくジューシーな野菜から花咲ガニまで!!良い焼き加減まで店員さんがすべて焼いてくれるので、安心して美味しく食べられます。

イカがでかい!!

内陸民のためか?普段魚介をあまり食べないので、たまに港町へ行って新鮮な海の幸を食べるのは新鮮な体験です。窓の外はすぐに港。波の音、船の着岸の音などが心地良いです。

釧路といえば夕焼けですが、夜の港も美しいのです

4 前夜祭の二次会

前夜祭で優勝してとても満足だったのと、翌日本番の「LT」の資料が全然できていなかったので、帰ろうかと思っていたのですが、楽しい皆様につられて流れでついていきました。釧路在住でないのにめちゃめちゃ釧路の街について詳しいjourneymanさんのエスコートで、「日本」というお店で「スープチャーハン」を初めて戴きました。

やさしく包み込まれる味わい「スープチャーハン」

今まで食べたことがありそうでないメニューで、チャーハン、スープ、卵焼きすべてが合わさって、飲んだ後に染み渡るやさしいハーモニー。おつゆまで全部飲み切りました。
ラーメンが専門のお店なのですが、この名物?にありつけて、良い夜の締めとなりました。旅先で観光地的グルメを味わうのも楽しいですが、地元の人しか知らないみたいな店を知っていると楽しいですね。私も北海道内にそういうお店をたくさん作りたいと改めて思いました。
心地よい満足感でホテルへ戻る。そこからLTに取り掛かろうとしていたのですが、案の定寝落ちしました。。Good night…

5 当日

さて、前置きが長いですがここからが本番です。
会場は釧路のランドマーク・MOOの中の2階、「港まちベース946BANYA」。本番の様子はtogetterを見るとボリューム感、内容とも分かりやすいです。

登壇者の熱量、お話のレベルがとても高かった


LTの資料を当日朝完成させ提出という運営泣かせの暴挙を働いたのですが、運営の方はやさしく受け止めてくれました。ホスピタリティ!
会場は思っていたよりもカジュアル。フードコートなどもあり、プログラム中お酒を飲んでも良し、ご当地グルメを食べても良し。割と自由な雰囲気でした。でも壇上の発表を聴いている皆さんはとても真面目で、登壇者を応援する空気感が温かったです。

大道東まつりも盛況

また同じ946Banyaスペースで大道東まつりもやっていました。こちらも大盛況。道東関連のお店がたくさん出店していて楽しいイベントでした。

飲み食いしながらも参加者は真剣

プログラムは圧巻の内容で、道東のローカルディレクター・プレーヤーから全国、世界を股にかけるすごい面々までが入り混じり、当初の目的通り、インプットが追い付かないぐらい見聞が深まりました。当日のYouTubeも公開されているのでネタバレもOKかと思うのですが、私の方で特に印象に残った部分のみ抜粋します。
・体育館などの施設整備は、施設の充実だけを考えてはだめで、まちづくりのハブとしての機能を持たせる視点がより大切
・言語化の上手いデザイナーさんって最強
・ネガティブを全部ポジティブ転換!だいたいのことは転換できる。それで仕事の精神衛生もアップ
ちひろさんが仰っていた釧路、根室、オホーツクの「傾向」がとてもニッチででも共感できる部分もあって面白かった
・「砂利道を突き進む感覚」
・武闘派CIO長谷川秀樹さんのプレゼンが圧巻、「あえてルーティンから外れたことをやる」「ノータイムポチリ」「迷う前にGO」キーワードがどれも印象に残る
・迷ってから判断していたり、8割情報集まってから判断していたら凡人、経営者は7割ぐらいの情報で判断する
・LCCを駆使してワーケーションしまくる生活、すごいしとても憧れる
・そういう人がワーケーションの受け入れ側だときっとワーケーションに来る人がその地域にも増えるだろう(逆だとただやっているだけ、の残念なものになる)
・ヤキニキスト西野さんの焼く至高の焼肉をいつか味わいたい・・・!
・標津町でガイド業をしている齊藤さん、弟子屈町の協力隊・川上さんという、道東の輝いているローカルプレーヤーのお2人と以前からお会いしたかったので、実際にいろいろなお話ができてよかった!
・もう一人、最も会いたかった高知県日高村の一般社団法人nosson・小野さんにもお会いできて、目的を果たすことができました・・!

「芽室町」を覚えてもらえればOKと臨んだLT

そうえいば、私のLTはそもそもの時間が押していたのもあり超早口でしたが、無理やりジャスト5分に収めました!がんばった!、そして皆さんからその後フィードバックを頂けたのが嬉しかったです。こういった機会を大事にしていきたいです。

6 CLSに参加して気づいたこと

最後になりますが、イベント全体を通しての感想を列記していきます。

当日懇親会も盛り上がりました

・忙しい毎日だからこそ意識したい、遊び心や余白や間の大切さ。それが仕事にも好影響をもたらすのでは。
・自分がいる芽室、帯広、十勝が当たり前ではないという感覚が大事。北海道在住歴が長くなるにつれて「道外目線」がなくなりつつあり、自分の中の「日常」の中身が変わってきている。「十勝」というワードを聞いたことがある人は多いけれど、どこにあるか分からない人が大勢いる。自分も最初はそうだった。フラットな視点に立った語りが必要。
ある一つの場所やコミュニティに属するメンバーの目線や意識が同じ高さであることの心地よさ。本来とても偉い人たちばかりなのに、偉ぶる人が全然いないことで、年齢の若い人たちも委縮しないで自分を表現できる。その経験は大きな自信となり、次につながっていく。もっと言うとそれが社会を大きく進歩させると思う。
・イベント、参加者の質の高さ。リピーターが多いとはいえ公募型のイベントでこの質の高さを担保できるのはすごい。特にCLS創始者の小島さん、主催者の四宮さんの力によるところが多いのでは?と感じた。
大学生、20代から上は60代まで?いろいろな世代が運営~登壇~参加者として活躍。参加者と運営が共に創り上げる気持ちの良いイベントで、みんなの能力もやる気も高いのだと感じた。
・私が普段課題意識を持っていることに対して、何かしらの考えや理論を持っている方々との会話がとても楽しく、このような機会があるとモチベーションアップにつながる。
アウトプットが大事。今回はLTをはじめ、それが一定程度できた。自分の仕事を初めましての方に説明して、客観的な意見やアドバイスを頂く。「一人でそれだけやってるのはすごい」とも言われたり。普段はただもがいているだけなのですが、そういう言葉を頂くと実はとても嬉しい。慢心せずまだまだ努力したい。
・同じ物事に対して複数のアプローチができるよう、引き出しの数を増やしたい。様々な経験をし、そこから学びを得ていく作業をどんどん積み重ねたい。
・もやもやしたものことを言語化したり図解できる人はすごい、通訳者的な感じで、どの規模のプロジェクトでも重要な存在になる。自分もそうなりたい。
・「CLS三島」をやる動きが出ているけれど、「CLS十勝」やりたい!と思ってしまった。十勝の熱量ならできるのでは?と思いました。十勝も道東だけどできるかな?
・エネルギッシュ、パワフル、元気。真面目な時は真面目に、な大人たち。
時間を有限と感じさせないバイタリティ。「時間がない」なんて絶対言わなさそう。与えられた状況、環境で硬軟おり混ぜ、なんでもやりきってしまう人たちなんだと思った。どの人間も時間という与えられた条件は一緒なので、私もまずはマインドを変えて取り組んでみようと思いました。

サポートいただきありがとうございます。地域活性化活動、特に次世代の子どもたちの探究学習の支援に使わせて頂きます。