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芽室町にドット道東の皆さんが来た!その1

先日、ドット道東の関係者ご一行が芽室町に来られました。
4月末にオープンした「ゲストハウス&バーモコロ」への宿泊を伴う1泊2日の芽室町滞在プログラム。
アテンドした一員としていろいろな学びや喜びがあったので、noteに書き留めておこうと思います。

ドット道東さんHPから

憧れの「ドット道東」

私は「ドット道東」というブランドに、かねてより強い憧れを持っていました。
初めて北海道を旅した時に、一番印象に残ったのが、特に道東エリア・十勝の自然。世界遺産の知床に代表されるように、手つかずの自然がより多く残っているように感じたのが理由です。
北海道へ移住して最初に住んだのは道南の北斗市でした。その時から地域活性化の仕事に携わっていますが、仕事柄、北海道各地で活躍するプレーヤーの情報を、日々リサーチしていました。
当時ネット上で見かけたのが「道東誘致大作戦」。今でこそ認知度が上がっていますが、当時はまだメジャーでなかったクラウドファンディングを成功させ、クラファン期間中もSNSを巧みに使い、関係人口を一気に集めていっていたのが、今のドット道東の前身となる方々でした。
そして、全国のローカル活動に精通した編集者らゲスト5名とともに、道東各地を回るツアー・トークイベントを開催。
道東に点(ドット)のように散らばっていたプレーヤーを可視化するだけでなく、地理的、物理的にくくられることの多い「道東」という地域に、熱のこもった息を吹き込んだような気がしたのです。

今回の芽室町訪問では、ドット道東の中西拓郎代表だけでなく、釧路から名塚ちひろさん須藤か志こさんが、浦幌町から小松輝さんが(以上理事メンバーの皆さん)やって来てくれました。いつもオンラインで画面越し、あるいはリアルのイベントでも遠い存在のように見ていたので、それだけでワクワクしました。皆さんお忙しい方々なのに本当に嬉しかった!
ドット道東さんは当時から「ガイドブックに載っていないような人やスポットを来た人に紹介する」比較的ディープな発信をされていました。
私も北海道で観光産業に携わるにあたり、「当たり前」を押さえるだけでなく、ローカルで暮らす人間だからこそ知っている場所や会いに行ける人との関係作り、というのを大切にしているので、お話の中でいろいろな学びがあると思っていました。
さて、前段が長くなりましたが、ドット道東さんの核となるメンバーは車で何時間もかかる遠方にいて、普段は他の仕事もしていて、でもプロジェクトを進める時にはサポートメンバーとアメーバのように連携して格好良いアウトプットを仕上げていく。そのスタイルに憧れを持っていたのです。

「モコロ」のオープンセレモニー(しげのざさん撮影)

今回の訪問が実現するまで

ドット道東の中でも、帯広・十勝を拠点とする野澤一盛理事(通称しげのざさん)とは、同じエリアで活動していることもあり、かねてより知り合いでした。が、この4月に芽室町にゲストハウス&バーモコロがオープンしたことで、芽室町に移住してきてくれました!(正確に言うと、ゲストハウスだけが理由ではないのですが・・)
しげのざさんには、ゲストハウスの開業資金を募るクラウドファンディングで非常にお世話になりました。またそれだけで終わらず、今回も、オープンしたばかりのゲストハウスを盛り上げるために、そして芽室町を盛り上げるために、ということで影響力の高いドット道東関係者を沢山連れてきてくれました。なので、しげのざさんには頭が上がりません。

BARモコロの様子(しげのざさん撮影)

地域の交流拠点としての「ゲストハウス&バーモコロ」

ここで、ゲストハウスについて少しふれておきます。
そもそも、このような集まりを企画するには、ある程度の自由度を持って「自分たちが好きに使える」ハコが必要です。できればアクセスの良い場所に。「ゲストハウスのような宿がまちなかにあれば良い」という意見は、以前から芽室町のまちづくり系の会議において、至るところで挙がっていました。しかし、どこでやるのか、物件をどう借りるのか、改装にはお金がかかるし、誰が運営するのか。大きなプロジェクトになればなるほどハードルが上がるのでなかなかやる人が出ない。でもそこでチャレンジしたのが、今年3月に芽室町地域おこし協力隊を卒業した芳野都馬くんでした。
成功や失敗と言うのは関係なく、行動できる人はただすごいと思います。特に他の人がやらないことをやる人は尊敬します。

飲食業も宿泊業も、オープンはしましたがその後の継続がとても難しいビジネスなので、「宿泊」あるいは「飲みに行く」ことで、この若者のチャレンジを応援して頂けたらと思います。(事前にご連絡いただければアテンドいたします!!)ゲストハウス&バーモコロの情報についてはこちらをご覧ください。

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MEMURO UNITE BASEの内観(せいしゅうさん撮影)

1日目:芽室町のエネルギーにふれる

さて、話を戻します。
芽室町内にいて、地域おこしの現場にいると、面白い人もエネルギッシュな人と普段から関わりが持てます。イベントが自発的にどんどん企画されていくので、同じ週末に5個も6個もイベントが重なることさえあります(笑) 気づいたら新しいお店ができている、いつの間にか移住者が増えて地域の人と仲良くなって一緒に何かやっている、比較的オープンな町だと私は思っています。地域に根付いた活動をする上で、このような風土と人の繋がりにとても助けられています。
ただ、こういったイベントなどの情報は、ネットなり各種媒体でキャッチする人はするし、届かない人には全然届かない、というのが現場にいる感覚です。また、内の盛り上がりを外へどう発信していくかが課題でもあります。私にできることは、ツアーなり外部との交流イベントなどの機会で、密度の濃い内容を作り、体験していただき、その次に展開させることだと考えています。
一度来たら、またあの人に会いたい、そんなきっかけを作りたいと思って普段活動しています。

cafe BLANCO.にて(せいしゅうさん撮影)

cafe BLANCO.さんでランチ

cafe BLANCO.さんは2020年2月にオープン。内外装とも洗練されたデザインで居心地よく、子連れにも優しく、身体にやさしい料理を提供しているカフェです。

cafe BLANCO.にて(せいしゅうさん撮影)

実はcafeを運営している橋本佳裕さん・千里さんご夫婦とは、お二人が芽室に移住される前からの知り合いで、今町で地域に関わる活動を一緒にできているのがとても嬉しいです。

cafe BLANCO.にて(せいしゅうさん撮影)

内装デザインを考えた理論建築家・小笠原正樹さんも登場。デザインを言葉で説明できる人ってすごいと思います。

MEMURO UNITE BASE見学

MEMURO UNITE BASE(メムロユナイトベース)は、芽室町中心部の空き店舗を改装し、町商工会青年部など有志(MEMURO UNITE PROJECT、メムロユナイトプロジェクト)が集まり、チャレンジショップや交流スペースとしての利用を考えている場所。すでに不定期ですが、イベントなどで利用されています。

芽室町役場魅力創造課の西田課長(せいしゅうさん撮影)

ここでは、芽室町役場魅力創造課の西田課長にお越しいただき、芽室町の魅力や、今後の町のブランディングについて説明を受けました。

リノベーションを手がける野矢さん(左)と川上さん(右)(せいしゅうさん撮影)

また、町内の仕出し会社の専務を務めながらロングランイベントの企画などにも精力的に取り組む、MEMURO UNITE PROJECTのリーダー川上徹さんの取り組みも伺いました。

夜の芽室でお酒と食を楽しむ

その後、各自で温泉に入っていただき、(芽室町内で現在開いている温泉がないという悲劇・・・)1次会としては町内の「すず喜、」班(駅前の焼肉屋さん)と「三東」(居酒屋さん)班に分かれました。くじ引き制でした。事前に予約しておけという話なのですが、土曜日の夜はどのお店も席が埋まっていて、総会シーズンだからかなというのもあるのですが、だいぶコロナ禍から日常が戻ってきたのかなという安心感もありました。

ひたすら肉を食べた

私は参加者さんの子どもたちと戯れつつ、美味しい焼肉を堪能させていただきました。皆さんもたくさん召し上がっていただいたようで何よりです!

「BARモコロ」で町民の方とも交流

その後2つの班が合流し、町民の方も混ざり、BARモコロにて懇親会。

BARモコロは交流を楽しめる場所(せいしゅうさん撮影)

オーダーストップ後も、「階段を上ればすぐ眠れる」安心感で、日付が変わるまで皆さん語らっていました。時間を忘れられる仲間、空間って良いものですね。2日目の記事はまた次回。

#芽室にメロメロ

芽室を盛り上げてバズらせよう!ということで、今回の参加者さんが考えてくれた #芽室にメロメロ
というセンスあるハッシュタグ。Twitterのタグ検索で、当時のリアルタイムの盛り上がりにふれてみてください!

Photos by : 渡辺 誠舟 さん、野澤一盛さん、Me

サポートいただきありがとうございます。地域活性化活動、特に次世代の子どもたちの探究学習の支援に使わせて頂きます。