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“好きになった方がいい男”ほど好きになれない
世でいう
“好きになった方がいい男”
人それぞれの感覚や価値観があるかと思いますが
例えば
優しい・基本的に彼女優先・レディーファースト・女絡み少ない・友達少なめ・連絡まめ等
私は大体そういった“好きになった方がいい男”を好きになれることがまずありません。
ただこの冬出会った
“好きになった方がいい男”の告白を断ったクリスマスイブの話を残します
その人は元々高校の同級生で
ひょんなことをきっかけにDMがスタートしました
彼はとても優しくて
車のドアの開け閉め・温度調整・飲み物の用意・毛布の用意など、まぁ上手にやりこなす人
一見女慣れしてそうと思ったけど、話してみるとその誠実さや話し方から溢れ出る優しさに、信用性を感じました
LINEでの言葉の使い方や
電話したいけど私の忙しさや返信速度を気遣いながら遠慮している感じや
「おやすみ、今日はゆっくり休めるといいね」など一言を優しさを添えてくる所など
毎日優しいなこの人と思っていた
ある日のデートの帰り道
「もうバレてると思うから言うけど、俺、〇〇が好きなんだよね」
そう言われた時は嬉しかった
それと同時に「私はこの人のこと好きになれるのかな」と思った
好きになれるかなとか考え出した時点で、直感型の私が恋に落ちることは可能性的に限りなく低い
でもこんなに優しさに包まれた人に愛されるのなら、きっと幸せなんだろう。と
だからここから3週間くらい
ずっと考えた
そして、会って話をしてくれた彼に対して
私は会って気持ちを伝えないといけないと思っていたので、お誘いをしました
きっと彼は感じていたのだろう
「今日は何で会ってくれたの?」と言われた声には不安と悲しさが混ざり合っていた気がする
全てを正直伝えたあと
空気が冷たくなって寂しくなって気まずくなった
相手の気持ちが下がり悲しくなっていることも身に染みて実感した
もちろん好きでいてくれているから振られた側が辛いのだろうけど、言葉を選び、どこまで言ったら傷つけないか・でもどこまで言ったほうが相手の為になるのかを考え抜いて出した一言一言は私にとっても苦しかった
大人になると、こうやって直接痛い思いをすることを避ける
だから今まで、好意を感じた人が自分にとって脈なしだった時に逃げてくかのように自然消滅LINEをしたし、避けてきた道だった
ただいかにそれが卑怯なことなのか
断る側の辛い気持ちも体験しないから
人の好意を軽く扱うことができるような大人になってしまうのだと重々しく実感している
誰かに好意を持たれること
誰かのことを好きになること
それは尊いことであり、どちらも真剣に向き合わなければいけないこと
来年のクリスマスは、大切な人と想い合えるような時間であるといいな