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好きだったから、忘れたかった

人を好きになるということ

それは、私の人生の糧になるものでした。


彼と別れて1年後
別れてから、色んな人を見て、色んな優しさに触れました。

さりげない優しさを持ち合わせている人
言わなくても気づいてくれる人
優しいねと言って、優しさを返してくれる人

私がやってほしいこと、理想としていること
あの時彼に求めていたこと。
できる人がたくさんいた
案外当たり前にやっている人がたくさんいた

彼に求めていたのは、自分のエゴで間違いなのだとようやく気づいたけれど…


その優しい人たちは
持っていないものもたくさんあった

一途さ
がむしゃらさ
貫く力
意志の強さ
素直さ

彼にあって、みんなにないところ

彼の大好きなところ
より実感した1年間だった。

彼の一途さが、私の幸せだった
彼のがむしゃらさが、私が前を向ける源だった
彼の貫く力が、尊敬できる部分だった
彼の意志の強さが、私も持っているところだった
彼の素直さが、可愛くて大好きなところだった

いつも強いあなたが大好きで
時に弱くなるあなたも大好きで
そんな時、守ってあげたい。と本気で思える人だった

親に言えないことも、友達に見せない姿も
全て曝け出してしまっている。
そう私に言っていたよね

それほどまでに近い存在で
いや、近すぎる存在だったのかもしれない。

どれだけ深まっても近くても
相手の気持ちを温かく包み込めるような人間になりたい。

そう思わせてくれる彼が
私にとって大切な存在だった

あなたはあなたしか持っていない
優しさが詰まっている人間だということ

その素敵なところを
いつまでも失いませんように

そしてこれから先もずっと
更に輝きますように


そう願い、終わりにする。
さようなら本当に好きな人

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