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作曲編曲するのに一番大事な機材はモニタリング環境(スピーカー&ヘッドホン)



モニタリング環境、モニタースピーカーとヘッドホンです。

どんな音が鳴っているのかがわからないと、どんな良い機材でも宝の持ち腐れになってしまいます。

モニタースピーカー・ヘッドホンを選ぶ基準
(特に初心者向け)


①出来るだけ細かい周波数帯でそれぞれの音が鳴る
 ⇒ つまり、同時になってる楽器が別々に聞き取れる
②どの周波数も同じ音量で鳴る
 ⇒ つまり、高い音も低い音も音量差が無く平坦に鳴る
③小さい音でも全部の周波数帯が聞こえる。
 ⇒ つまり、音量を小さくても音のバランスが崩れない。

なぜ、その基準で選ぶのか?


①どんな楽器編成で、どのタイミングで
 どのように重なって鳴っているかが理解できる。
 
⇒ 楽器ごとのタイミングのずれ・音量差を感じることが出来る。
   曲の良い点や、アイデアに気づきやすくなり、編曲が上手くなる。
②リズム楽器が聞こえやすくなって、タイミング・グルーブが良くなる。
 ⇒ 曲のノリ・グルーブを理解することで、
   音感・リズム感が良くなり、曲作り・演奏・歌唱が上手になる。
③平坦に聞こえる環境でも、かっこよく慣らす工夫を考えるようになる。
 ⇒ つまり、どのリスナーにも
   カッコ良く聞こえる曲・演奏・歌を作れるようになる。

注意点

①細かい音が聞こえすぎて、音を密にしがち。
 ⇒ 音数が多いと、曲が平坦になります。
   同時に沢山の音が鳴っていても、
   どの音が中心人物であるかを意識しましょう。
②細かい点が気になりすぎて、手を入れすぎる。
 ⇒ 普通は聞こえないくらいの細かな部分に手間をかけがちになるので、   
   ある程度の区切りをつけましょう。
   次の日聞いたら違って聞こえる、体調で聞こえ方が変わる、
   レベルで詰め込みがちなので、その場合は時間を置きましょう。

馴染みのエンジニアさんに、最近の曲の音数の傾向を聞きました。近年の機材のハイスペック化、高解像度化のせいか、音の隙間恐怖症が広がっており、ますます音数が増える傾向にあるとのことでした。

昔よりも、沢山のことに気を遣わねばならない時代になってきましたね。

オマケ:現在使っているスピーカー

FOCAL ( フォーカル ) / Shape Twin

Focal Shape Twin

サイズは大きいですが、
左右それぞれ、五ヶ所から小さく別の周波数帯の音が鳴ります。

①超高音:真ん中のツイーター
②中高音:上のツイーター
③低中音:下のツイーター
④⑤低音:左右の板

自分にとってはこのスピーカーが現時点のゴールです。

最後に


と、音楽をするのに一番大事な機材について書きました。

僕は、音楽が上手になる、理解を深めるためには、耳に入る音がどれだけ解像度高く聞こえているかが大事です。

あなたにとって何かのきっかけになれば幸いです。

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