第9期指す将順位戦 B級3組 1回戦 vs ムーサンズさん
対局直前!!!
*この章は対局当日の午前中に書いています。
さぁ いよいよ本日午後8時より一局目 vs ムーサンズ 戦が行われます。
というわけで、ムーサンズさんの印象や意気込みを語っていきたいと思います。
ムーサンズさんの印象
事前に将棋倶楽部24の棋譜をいくつか見させていただきました。
その結果、ムーサンズさんのイメージは早指しの振り飛車党という感じです。
大半の対局が早指し戦でした。私自身は長考派ですので、時間差に気をつけながら指さないといけないなと思っています。
戦型は四間飛車、三間飛車、中飛車、向かい飛車どれも指されており、相振り飛車になるとは思うのですが、どこに振ってくるのかはわからない感じですね。先後にもよると思いますが、向かい飛車か中飛車に振ってくるんじゃないかなと思っています。
ズバリ!戦型予想
大本命は中飛車左穴熊(ムーサンズ)vs 三間飛車(私)です!!!
指す順放送局(https://www.youtube.com/@sasujunbroadcaster)の中で昨年は中飛車を指していたという話がありましたし、対局前日の中飛車採用率が高かったので中飛車なんじゃないかなと思ってます。
中飛車左穴熊は「指されるといやだけど勝率は悪くない」というイメージです。中飛車左穴熊に対しては穴熊に組まれる前に5筋をついて角交換すればやれると思っています。問題はどのタイミングで決行するかですが、、、
おそらく相振り飛車になると思いますが、序盤悪くしすぎないよう注意しつつ頑張っていきたいと思います!!!
がんばるぞーーーー
結果発表!!!
勝ちました!!!!
やったーーーーー
昨年成績上位の方に勝てたのは大きいですね。B級3組でいい勝負していけそうです。
というわけで、ポイントの局面を振り返っていきたいと思います。
棋譜が見たい方は将棋倶楽部24の棋譜検索で tanakatarouLion vs muusans (大阪道場)で検索して見てください。
予想的中!!!初手5六歩!!!
先手:ムーサンズさん 後手:私 の対局となりました。
初手5六歩を見て、おそらく中飛車左穴熊だろうと思いました。
こちらは予定通り、穴熊に組まれる前に仕掛けていくつもりでした。
事前に戦型予想して対策を練ることが出来るというのはこの大会の大きな魅力の一つですね。アマチュアの将棋大会だと知り合いと対局することにならない限り、基本的に出たとこ勝負ですから。
勝負の分かれ目
図2は感想戦にて検討した局面です。
本譜の進行
図2以降 ▲3六同歩 △同飛車 ▲3七歩 △7六飛車
と進みました。
先手は7六の歩が無条件に取られる展開になってしまったことが良くなかったみたいです。
感想戦では ▲3六同歩に代えて
▲3八銀 △3七歩成 ▲同銀
と指した方が良かったのではないかという話が出ていました。
こちらの手に乗って銀がにょきにょき出てくる展開は中飛車左穴熊を指す方が結構やってくる印象があります。こちらの飛車先が逆襲されたり(図3)、浮き飛車にした際に飛車が狙われたりするので、こちらも嫌なところです。
左銀がまだ3一にいる段階で飛車先を交換しに行くのは少し早すぎたかもしれません。
決断の一手!飛車-角交換
図4以降こちらが大きくリードすることが出来ました。
本譜の進行
図4以降 △7七飛車成 ▲同桂 △2八角 ▲2六飛車 △3二銀(図5)
と進みました。
大胆に飛車-角交換を挑みました。後手の陣形は飛車を渡しても打ち込まれる隙がない一方で、先手の陣形は左に大きくかたっているため、角の打ち込みの隙が多いです。
▲6六銀と上がられてから飛車を切ると▲7七同銀ととられてしまい、先手陣がいい形です。飛車を切っていくタイミングは本譜がベストだったのではないかと考えます。
勝負あり!後手優勢
図5は本譜の結果図と言っていい局面だと思います。もう少し続きがありますが、、、
後手陣に飛車の打ち込む隙は無く、実質飛車と角、桂、香の交換という形になり、はっきり後手優勢となりました。
本譜はこれ以降なんとか飛車の打ち込みの隙を作ろうと先手が焦って攻めていく形になりましたが、はっきり足りず、後手勝ちとなりました。
馬と桂、香、角だけで先手玉が詰むわけではないので、先手は焦って攻めてくるのではなく、辛抱して陣形を固くした方がまだ可能性があったのかもしれません。とてつもなくつらい辛抱ですが、、、
次局に向けて
第1局はなんとか勝つことが出来ました。
次局はさらに前期順位の高い方との対局になります。対局までに棋譜並べ、詰将棋を行い、さらにレベルの高い将棋が指せるように頑張りたいと思います。
がんばるぞーーーーー
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