映画「ブルーピリオド」を観て
本日は、映画鑑賞と美術鑑賞をしてきました。
夫に誘われて観に行った映画が、心に刺さったのでその感想を書きたいとおもいます。
映画「ブルーピリオド」とは
絵を描くことの楽しさに目覚めた主人公(矢口八虎)を中心に、美術大学受験予備校や入学試験での苦悩や葛藤を描いた青春群像劇。
要約するとこんなカンジなのですが、約2時間の映画でコンパクトながらもテンポよくまとめられていて、役者さんの演技も映画の演出もバランスよく、飽きずに最後まで楽しく観ることができました。
共感ポイント
わたくし、文字を書くのも大好きですが、絵を描くことも好きな子どもでした。
中学の時は美術部だったし、なぜか3年生の時は美術部の部長でした。向いてないのに笑。
そのため、美術部のお話なんて、ちょっと自分の青春時代思い出して、重ねたりして。
ただひたすらに絵を描くのも、無我夢中で好きなことに時間を割くことも、あのときはできたよなぁって。
「好き」を続けることって、単純だけど難しい。
自分が良いと思って描いても、周りを見ると自分よりうまい人ばかりで。
描いては破って、なんてこともしょっちゅうあったなぁ。
青春を思い出す
かつて、好きなこと夢中なこと、夢があったひとには刺さる言葉が、所々に散りばめられていたのもこの映画の良かったポイントのひとつ。
3回くらい泣いた。泣いたことバレないように、マスク濡らしながら泣いた。
挫折して葛藤する場面も何度かあり、そのたびに周りの言葉に勇気づけられて主人公は前を向くんだけど。
けど、結局は他人との戦いではなく、自分との戦い、向き合い方なんだなぁと感じる場面もあった。
役者さんの演技に注目
なんといっても、主役の眞栄田郷敦さんのキラキラした目と出で立ち、演技がとても良かった。
もともと別のドラマで拝見したときにも、ステキな役者さんだなぁと思っていたのだけど。
主役もハマってたし、輝いてた。
そして女性的な姿で現れる、主人公の同級生のユカちゃん役の高橋文哉くんも良かった!
いや、以前観たドラマではカッコイイ俺様なアイドル役だったので、まっったく彼とは気づかなかった…このキレイな顔の男の子誰だろ?ってエンドロール流れるまで気付かなかったのよ。
魅力的な役で、でもどこか不安定な一面も持つユカちゃんを見事に演じられていました…さすがでした!
その他、美術部の先生演じる薬師丸ひろ子さんなど、脇役も光ってましたね。
演出も予告なみにもっと火花散らしながら絵を描くのかと思ったら、そんなシーンはほぼなくて。
絵を魅せる、表現力や自然な演出も素晴らしかったです。
映画、観に行ってみて
結局、とりとめのない感想となってしまいましたが。
好きなこと、夢中になれることがあったひとには、刺さる映画ではないかなぁと思いました。
お盆休みには、ゆっくりと時間を忘れて映画鑑賞もオススメです!
美術鑑賞のお話は、また明日。