秋葉のお買い得(?)品 #Windowsタブレット #自宅サーバーに向いているんじゃないかという話 #立て続きに3枚も購入してしまった話
ほぼ一ヶ月内の期間で3枚のWindows タブレットを購入してしまいました。
お風呂用とか色々と用途も考えていましたが、結局Windowsタブレットって自宅サーバーに向いているんじゃ無いかと思い、その方向で簡単な構築をしています。
Windowsタブレットの自宅サーバーとしてのメリット
自宅サーバーとしてみたWindowsタブレットの利点は下記の通りです
- 低消費電力
元々バッテリーで数時間運用可能に設計されていますから省電力性は抜群です。24時間連続稼働させるサーバーでは低消費電力は嬉しいです。また低消費電力という事は、同時に低発熱でもありますので、これもまた大きなメリットとなります。
- 無音(低騒音)
今回ファン付きのタブレットもありますが、サーバー運用で画面表示も切っていればまずファンは稼働せず、騒音が出る事はありません。これも自宅サーバーでは重要な項目です。
- 省スペース
クレードルに挿して運用できるので、フットプリントはかなり小さめになります。
- Windows Professional (OS) が付属している
Windows OS を別途購入しようとすると、それだけで良いお値段がします。
今回購入したWindows タブレットでは全てWindows 8.1 Professional がインストールされていました。Windows Home エディションよりProfessional エディションの方がサーバー構築・運用面で便利です。
簡単に無料でWindows 10 Professional にアップグレード出来ますし...
- まずまずのCPUスペック
3枚の内で最低スペックのCPUがAtom 1.46GHz なので、操作に対して反応がかなりもっさめですが、サーバーCPU としてみた場合、2コアに4スレッドですので用途にもよりますがそれなりの性能が期待出来ます。
奇しくも3枚ともCPUスペックとして、2コア4スレッドは共通でした。
- まずまずのメインメモリ・ディスク
最低スペックで 2GB/64GB、通常スペックで4GB/128GB ですので自宅サーバー運用するにあたって全く問題無いスペックを備えています。
メインメモリはともかく、外部記憶容量が必要な場合は、SSD/HDD を外付けすれば良いだけです。
- 必要十分なI/O
クレードルにはギガビット・イーサネットとUSB 3.0 ポートが複数ありますし、モニタまで付属しています。
自宅サーバー運用するにあたって必要十分なI/O を備えていると言えます。
- 安価
1枚は通常中古として14,800円、2枚はジャンクとして6千円弱ととても安価に入手出来ました。3枚とも結果完動品で良かったです。
現構築済み自宅サーバー
私は基本的がマックユーザーですので、家庭内に色々とサーバー構築していますが、現在Windows OS系でのサーバーがありません。
家庭内サーバーの一例
OSX Servers
MacMini(2018 Core i5 3GHz、8GB、256GB SSD) - TimeMachineサーバー
MacMini(Late 2012 Core i7 2.6GHz、16GB、 1TB HDDx2) - 家庭内用ストレージ、メディアサーバー
Linux Servers
DeskMini(Pentium G5400 (3.7GHz)、32GB、256GB (M.2 SSD)、CentOS) - 外部向けWEB/Mail サーバー
Raspberry Pi4 (Cortex-A72 (1.5GHz)、4GB、128GB SSD、Linux) - 外部向けWEBサーバー検証用
Windows でサーバーも何か欲しいかなと常々考えていて、タブレットなら消費電力も少なそうだしスペックもサーバー用途としては使えそうだし、何と言ってもOSもWindows Home どころかWindows Pro が付いてくる!
という訳で、サーバー遊び目的での購入となりました。
Windows タブレット買い物連鎖の経緯
壱枚目 - ARROWS Tab Q775/K
三月上旬、何時ものようにアキバを散策していました所、Windows タブレットが14,800円で販売されていました。
ARROWS Tab Q775/K 【Core i5(2.3GHz)/4GB/128GB SSD/Win8.1Pro/クレードルセット】 中古Cランク当社3ヶ月間保証
この価格帯では、それこそ色々なスペックや状態の物が販売されていますので、よぉおく物自体と使用目的に合致しているかを確認しなければなりません。
ふーんCore i5 なら普段使いなら普通に使えるだろうし、4GB メモリは少し少ないけど、平行してアプリを沢山立ち上げなければ問題ないかな...
見た目ピカピカでは無いけれど、気に成るような傷も見当たらない。
店員さん曰く、タッチに少し難が有るとの事。据え置きクレードル使用を主に考えれば、全く問題ないですね。
という訳で、この一枚はデスクトップPC 目的で購入しました。
通常操作もそれなりにサクサク動作しますので、サーバー動作検証をこれで行えば効率的でストレスも減らせそうです。
クレードル背面
健康状態も98% とまあまあ
それにしてもArrows タブレットは暫く操作しているとファンがウィーンと五月蠅く動作し、かなり生暖かい風が排出されます。
タブレット自体も重量がかなりありますし、どう言った運用形態を想定しているのか不思議に感じました。
幅広い使い方で便利に使える製品では無いですね。
かなり安価に販売される理由の一つとして納得できました。
これはArrows というブランド(スマホ、Android タブレット、Windows タブレット)製品へ、私が共通に持っているイメージです。
弐枚目 - Dell Venue Pro 11 – 5130
購入の経緯は既にアップしていますので割愛します。
一つだけ付け加えておきますと、このクレードルは全面にUSB 端子があってキーボードの抜き差し等非常に便利です。
Arrows の2枚は共にクレードルの右側にUSB 端子があるので、抜き差しが若干面倒です。
参枚目 - Arrows Tab Q704/H (ジャンク)
Twitter で販売店をフォローしているのですが、Arrows Tab Q704/H ジャンクの入荷販売のお知らせを見て、前2枚と比べてもこれはお買い得と、いそいそと購入しに出かけて無事ゲットできました。
ARROWS Tab Q704/H 【Core i3(1.7GHz)/4GB/128GB SSD/Win8.1Pro/クレードルセット】 ジャンク
ジャンク理由不明で保証無しという事が少し不安でしたが、まだ20枚以上ありましたので、外見が良くて欠品(電源端子カバー無し)が無く、起動確認が出来た個体が選別できましたので購入しました。
タブレット本体とクレードル両方共にピカピカで綺麗でした。
奥がQ704/H クレードル背面
健康状態も97% とまあまあ
こちらも動作は割とモッサリとした感じなのでサーバー運用に回します。
その後同じモデルが3ヶ月保証付きの中古品として14,800円で販売され続けていますので、入手性はそれなりにありそうです。
メディアサーバーとして構築
各タブレットへは手元のMacBookPro からリモートデスクトップで接続できるので、非常にアクセス性が高いです。
Q775/K なら普通にPC作業が行える位に快適です。(他の2枚は元々モッサリ...)
OSX標準のリモートデスクトップクライアント機能では接続出来ず、Microsoft Remote Desktop というアプリのインストールが必要だったのは少々面倒でした。
Windows サーバーとして何サーバーにしようか検討した所、まずDLNA メディアサーバーとして立ち上げて、動画と音楽配信する事にしました。
3枚とも環境を揃える為に、Windows 10 Professional にアップグレードしています。
Mac OSX サーバーでAir Media Server という動画配信サーバーを立ち上げていますが、こちらはクライアントがiPad だけに限られてしまっていますので、DLNA メディアサーバーなら、手持ちのほぼ全てのクライアントから視聴可能となり、便利さが広がります。
1.Media Player 12
最初Windows 付属のMedia Player でDLNA をイネーブルにし、クライアントとしてVLC アプリをiPadPro にインストールして試してみました。
すると画質が何となく悪い。
少し調べてみたところ、Media Player ではSD画質に落とされてしまうようなのでした。
2.Kodi
できればOS純正機能だけで実装したかったのですが、仕方無いので適当にググってヒットしたKodi というアプリを使うことにしました。
中々良く出来たアプリで、DLNA サーバー/クライアント両方の機能を持っていて、今回の運用目的には必要充分でした。
動作環境も私の手持ち殆ど全ての環境をサポートしているので、何かと便利そうです。
インタフェースに若干癖のあるアプリですが、こちらで無事HD 画質による配信が行える事を確認できました。
基本的な設定で動作確認できましたので、DELLタブレットに手近に転がっていたToshiba 2.5" 1TB HDD を繋いで、手持ちの動画ファイルと、Mac上のiTunes ファイルをコピーしてKodi でフォルダー設定しました。
これだけでDLNA サーバー構築はほぼ完了です。
次に向かっての構想
最近Windows のRPA(ロボティクス)ツールとして、Power Automate Desktop が無償提供されるようになったとのニュースがありました。
Windows 付属のPower Shell も少し使った事がありますが、これもスクリプトを組むのに使い易いツールなので、この辺りを組み合わせて何か自動化が出来ならと考えています。
何か進展があって、一般的に便利そうならばまた情報共有したいと思います。