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31歳、「遺書」を書く。

万一のことがあったときのため、
たった1つだけ歳を重ねた今日この日に
僕は人生初めて「遺書」を書いてみようと思う。


生きてきた証

僕の人生は、とても濃いものだった。

0歳。福岡県大牟田市で生誕。
10歳。勉強と読書にハマる。多摩丘陵の自然豊かな街で友人にも恵まれる。
12歳。とにかく勉強。中学受験に成功し、理想のエリート街道を歩む。
14歳。上には上がいることを知り、自己嫌悪に陥る。
16歳。突発性過換気症候群(パニック障害)になり、人生に絶望する。
18歳。北陸一人旅をきっかけに、徐々に元気になっていく。
20歳。療養を経て、快方へ向かう。一生かけて世界を行脚することを決意。
22歳。タバコを吸い始める。旅をきっかけに観光業界に関心を持つ。
24歳。観光業界に入り、新卒2年目でトップクラスの営業成績を出す。
26歳。人材業界で活路を見出す。好きな人の影響で、タバコと酒を辞める。
28歳。人生初めて人に興味を持った矢先、人間関係で大きな挫折を味わう。
30歳。人間関係で大きな挫折を味わった矢先、多くの人に救われる。人に優しくなることを決意する。

そして、31歳。

大人になりすぎた僕の元に残ったのは、計り知れない充足感
そして、大切な仲間たち

それは、簡単には形容できないほど、
美しいものであることに違いない。


死すること

例えば僕が、この「遺書」を書き終えて
何かしらの原因で明日の朝にでも死ぬとしよう。

・毒アリに刺されて即死。
・急に目の前から赤の他人にナイフで刺されて即死。
・Grabバイクの後部座席に乗っていて、後頭部から落ちて即死。
・不衛生なインド料理を食べて、食中毒で即死。
・プールで溺れて即死。

死とは突然訪れるものだ。
何があるか、一寸先すら分からない。

今までがどれだけ愉快で楽しい人生であったとしても、
万一にでもこのような死に方をしてしまったら、
恐らく僕は相当後悔をするのであろう。

だがそれでも、
僕は何かしらの“生まれ変わり”に姿形を変えて、
三途の川を渡りながら来世の自分にワクワクしている自信があるのだ。

それほど、僕が生きてきた証はとても美しいものであったと自覚している。


大好きな知人たちへ

僕は感受性が豊かで、
一度ネガティブになると歯止めが効かない生物。
時折、扱いが面倒なこともあっただろう。

それにも関わらず、
諦めずについてきてくれたことには感謝しかない。

死ぬ前にみんなに伝えたいことはただ2つ、
「大好き」「ありがとう」という言葉。

生まれ故郷の大牟田とみやま。
原体験を得ることができた日野。
思春期の大部分を過ごしてきた岩槻。
新卒の3年間を過ごした町田と相模原。
当時好きだった人と暮らしていた川口。
心の底から大好きで移住した秩父。
ノリと勢いだけで来たペナン島。

全ての街で出会った、全ての人に、
LIKEと感謝を伝えたい。


最後に

明日死ぬとしても、僕は生き方を変えるつもりはない。
生きるつもりで生き続け、死ぬつもりで生き続けている

だから、僕の「遺書」はこれぐらい明朗なものでいいと思っている。

これからも、1日1日を大切に過ごしていこう。

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