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「パリ・マジック」フジコ・ヘミングさんのヘッドドレスを作る話~出会い編~
さて、前回はJAPAN EXPOに出展したことをお書きしましたが、最後に出した写真の作品「回帰」が「パリ・マジック」を起こします。
※「パリ・マジック」とは、パリという場所が起こす、奇跡のような出来事のことをいいます。
そして再びのパリはマレ地区の展示会
写真小さいですが、、、2012年3月の私、パリ・マレ地区の展示会場のギャラリー前で撮ったものです。
さて、Japan Expoから帰国後、当時の流行りのSNSであったmixiで、パリのコミュニティや、アートグループに参加して、いろいろ情報交換して楽しんでいました。
そんな中、そこでパリのマレ地区にある、ポンピドゥーセンター近くの有名なギャラリー街で、日本人アーティスト数人募集して展示会をするというのを見つけました。
審査もあるということで自信がなかったのですが、直感でダメ元でいこう!とポートフォリオを送ったら、とてもよいお返事をいただいて出展をすることになりました。
それは日本人の堀江さんというアーティストの方のキュレーション、BEART PROJECT主催 'Exposition des artistes Japonais 2012 – Age of Japan Acte Ⅱ'という展示会で、私はスタッフを連れて再びパリに飛ぶことになりました。
写真は展示会の搬入の様子。
そうです。ここでJAPAN EXPOで出していた「回帰」を、ギャラリーの中でも目立つガラスケースの中に入れていただきました。
そして「パリ・マジック」は突然やってくる
会期中のある日、私がギャラリーにいた時、ある一人の若い上品な着こなしの男性がギャラリーに入ってきました。
この展示会、実は在仏日本大使館のホームページのイベント欄に載っていたらしく、彼はそれを見てきてくださったのです。
そう、彼こそが、パリのフジコ・ヘミングさんのコンサートや絵の個展のオーガナイズをしている方で、Damien Gourdinさんでした。
彼は熱心に作品を見てくださり、翌日にパートナーの高橋栄二郎さんも一緒に見に来て下さって、いろいろな話をさせていただきました。
帰国後、彼らとメールでやり取りをすることが出来、そして彼らが私の作品をフジコさんにご紹介してくださったのがきっかけで、同じ年の9月、パリ、シアター・マドレーヌでのコンサートでヘッドドレスを使ってくださることになったのです。
夢のような一夜
そして9月。
私はパリに再び向かい、コンサート前日にDamienさんにお会いして、何種類かのヘッドドレスをお渡しし、そして当日シアターマドレーヌに向かいました。
本当に使ってくださるのだろうか、気に入ってくださってるのだろうか、、、弱気になっていた私は次の瞬間、目の前のステージ颯爽と現れたフジコさんの頭にくぎ付けになるのです。
なんと、あのJAPAN EXPOで私を勇気づけてくれたヘッドドレス「回帰」をつけて演奏を始められたのです。
フジコさんのコンサートは初めてで、その演奏のすばらしさに感動した上、さらに自分のヘッドドレスを使っていただけて、さらにここはパリのシアター・マドレーヌ!
感動と喜びで頭がごちゃごちゃになって、おそらく泣いていたと思います(笑)
さらにフジコさんのコンサートの終演後の喜び
終演後、フジコさんに直接お会いすることができ、いろいろお話させていただくことができました。これはその時の様子。頭にヘッドドレス「回帰」をつけてくださってます。
本当に作品を気に入ってくださっていて、また私の東京の展示会に来て下さるとおっしゃってくださり、素敵なサインをくださいました。
実際、東京に戻った時、サプライズで私の展示会に来て下さったり、その後いろいろ交流していただき、更にヘッドドレスをつくらせていただくのですが。。。
それについてはまた後日お話ししますね。
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