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四国でアクセサリー工房を営むということ その1

今日の写真はスマートフォン用のHPの見出し写真に使ってる、特大コサージュ”海の枝”の着用写真。マルチメディアジャーナリストでありファッションフォトグラファーのKarim Boumgharさん撮影。この撮影メンバー元気かなー。

さて、前々回、私が高松にきてMatsuyoiを立ち上げ、東京や大阪などの県外、やパリなどの海外の仕事をするまでの記事をお書きしました。

理系だった私がアクセサリーブランドを作ることになった訳  その3

今日は、何故四国で工房をしているのかということをお書きします。


たまたま四国だった、という幸運

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写真はMatsuyoi工房があります高松市屋島の海から見た風景です。

さて、前々回お書きしましたように、今から24年前主人の転職により兵庫県を離れ、四国香川県に移ります。
実は引っ越しも社宅でしかも長女出産間もなくだったため、ほぼ行ったことのない四国にいきなり引っ越しまして、現在に至ります。

ですので、当時、四国どころか香川についての知識も、ましてや知り合いも友人もない私によくご縁が出来て、Matsuyoi立ち上げまで至ったなあと思います。本当に四国の方々の懐の深さに感謝しています。

そして四国という場所は、私のアクセサリー素材になくてはならない素材を提供してくれるようになるのです。

Matsuyoiを立ち上げた当初は、アクセサリーの材料は、独身時代に海外に旅行に行った際に買いためてた海外の生地やレース・ビーズの他、着物地は京都や実家の岐阜、そして石や真珠・金具類は東京や大阪の問屋さんや展示会を巡って気に入ったものを探し買い付けていました。

そして、東京のいろいろな方からのご紹介で、「せっかく四国にいらっしゃるのだから」二つの素材の業者さんに巡り合うことが出来たのです。

その素材が「真珠」と「珊瑚」です。

コバルトブルーの海の結晶・宇和島真珠

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写真は宇和島真珠の真珠養殖場の作業場の中。建物の暗い中でもこれだけの鮮やかな色のブルーに見えるほど、透過度が高く、美しい海で真珠は育まれます。

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実は愛媛県は日本で一番の生産量を誇り、宇和島真珠は大粒のクオリティーでは世界トップクラス。有名宝飾ブランドも挙って買い付けられています。

宇和島真珠について詳しく知ったのは東京でした。
以前は、東京の展示会で買い付けた英虞湾産のものとかもよく使っていました。
ある時東京の業者さんが「原田さんせっかく四国なんだから」と宇和島の業者さんを紹介してくださいました。
その時まだ宇和島の真珠についての知識も浅く、買い付けさせてもらうのだったら現地に出向こう!と思い帰宅後すぐに宇和島市へ向かいました。

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四国は狭いようで広いです。

高松から宇和島市の養殖場まで3時間。
かなり入り組んだリアス式海岸の湾で真珠は育ちます。

本当に美しいコバルトブルーの海は宇和島ならでは。

ここで業者さんにいろいろ教えていただきながら
たくさんの種類の真珠を買わせていただきました。

自然と向かい合いながら、美しい真珠をはぐくまれている
真珠業者さんにはリスペクトしかありません。

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この美しい宇和島真珠は世界の憧れ。
こんな素晴らしい真珠をはぐくむことのできる四国。
ここに導かれた幸運をいつも感謝してます。

そして、もう一つの素材、珊瑚についてはまた次回。

ここまで読んでくださってありがとうございます。
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