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こんな時だから海外展示会出展に思うこと・その3(Elizabeth Lericheさんとの出会い)
さて、前回からかなり間が空きましたが。。。
やっとその3です。
前回、ビジョルカ展出展のお話をさせていただきましたが
その時エンディングに「パリ・マジック」再びとお書きしました。
そうです。この時にとある凄い方との出会いというか、その方にMatsuyoiを見つけていただいたのです。
パリからの一通のメール
ビジョルカ展に一回目に出展した2016年。
出展前の6月末だったと思います。
パリのビジョルカ展事務局から一本のメールがあって
「あなた方のアクセサリーがFashionTrend boothに選ばれたので、すぐに展示品を送れ。」という内容で
宛先がElizabeth Lericheになってました。
当時、その凄い意味がわからなかった私は
お世話になったフランス見本市協会さんにお問合せしてみたら
ダッシュで連絡が来て
「凄いことだからすぐに展示品送ってください!」
とおっしゃっていただいて
今考えるとめっちゃ申し訳ないですが、ブツブツいいながら
パリにお送りしました。
その意味が展示会場に行ってわかりました。
FashionTrendboothの ど真ん中に
真ん中のヘッドドレスとコサージュがMatsuyoiのものです
実は当日までこの名誉あるブースに飾れるかどうかわからないと言われてて
あまり期待していませんでした。
搬入時もその様子が見られなかったので、展示会初日に、早朝確認しに行ったら、、、、なんとど真ん中に飾られてました!
驚きと鳥肌と涙と、、、何とも言えない感情で口をあいたままでした。
その時、一体このElizabeth Lericheさんは誰だ!と思い、初めてググりました(遅いよ)
そしてElizabeth Lericheさんと初めて出逢う
写真はElizabeth Lericheさんのホームページから引用しました。ありがとうございます。
Elizabeth Lericheさんは、トレンドセッターと言って、有名ブランドや、展示会、サロンなどにその年のファッショントレンドを提案するというパリ屈指のその道では有名な方で、エルメスなどの有名ブランドにクライアントを持ち、Matsuyoiがその後出展するMaison&ObjetのWhat‘s New(注目すべきブース)を選定もされてる方でした。
今考えてみると、無知ってマジ怖いです( ̄▽ ̄;)
そんな凄い人がどうしてMatsuyoiを選んでくださったかどうしても知りたくて、彼女のコンフェランス(講演会)がビジョルカ展会期中にあったので、行ってきました。
「あなたは毎年パリに来てここに立つのよ」
コンフェランス後、最前列にいた私は素早く、彼女に駆け寄って
凄い数のブランドの中でFashionTrendBoothに選んでくださった御礼と
何故Matsuyoiを選んでくれたかお聞きしました。
「デザインもだけど、素材の良さと、技術の高さが写真で一目でわかったの。」
と、感動の一言。
そしてすぐに
「あなたは毎年パリに来てここに立つのよ。」
これがどれだけの賛辞か鈍感な私でもわかりました。
再び、そして三度、彼女に出会うマジック
これは翌年のビジョルカ展出展時、再びFashionTrendBoothに選ばれたときの写真。
どちらのドレスにもMatsuyoiのコサージュが使われてます。
約束通り、私は2017年もビジョルカ展出展を果たし、Elizabeth Lericheさんは再びFashionTrendBoothに選出してくださいました。
これは前出のフランス見本市協会さんにお伺いしたら、日本人初だそうです。
2018年は日仏友好160周年記念事業があり、展示会はお休みしてましたが、2020年1月、今度は世界屈指のパリのデザイン見本市、Maison&Objetに出展。Unique&Eclectic Signitureという素晴らしいブースに、ちいさなブランドながら選出・出展させていただきました。
その時です。
また彼女と、VIPサロンで偶然お会いできたのです!
Elizabeth Lericheさんは、私を覚えてくださってて、
「ちゃんとあなたの作ったものは覚えてるわよ」とおっしゃって、また
「またパリに来るのよ」とおっしゃいました。
私にとってパリがとても大切な理由
自分にとってパリはマジックを起こしてくれる場所でありますが
もちろんそれだけで大切にしているわけではありません。
たぶんこの場所が「才能に平等な場所」と思っているからだと思います。
いろいろな著名なかたでも
私達のような、日本の片隅の小さなブランドでも
「良いものは良い」と言ってくださる。
それが私たちのプライドになり、より良いものを作るものなのです。
2021年1月もMaison&Objet出展予定でしたが、コロナ禍で中止を余儀なくされました。
でも、パリが私たちの自信を作ってくれたので、これからも他国も私たちはチャレンジし続けると思います。
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今まで読んでくださってありがとうございます。
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