見出し画像

媒体の記事広告(タイアップ広告)について|ウェブメディアのマーケターが解説!

※プロフィールにも明記していますが、完全に個人としての発言となりますので、その点だけご了承くださいませ。

媒体の記事広告(タイアップ広告)について正直よくわからない?っていう方は多いのではないでしょうか?

また、一方でそもそもメディアに営業っているの?なんて言われたり、メディアのマネタイズ方法についても近年いろいろと取り上げられるようになりました。※このお話しはまた別の記事でできればと思います。

今回の記事については、記事広告(タイアップ広告)について私自身が経験したことをまとめてみました。※一応、2020年直営業だけで20案件は記事広告(タイアップ広告)を獲得しました。累計で多分150~200案件位の記事広告(タイアップ広告)を獲得していると思います。

記事広告(タイアップ広告)とは?

記事広告(タイアップ広告)については、記事風広告として言われていたり、メディア(媒体)にいる人であれば、「メディア(媒体)」の編集記事と同じ形をした広告という理解をしている人が多いのではないでしょうか?

記事広告(タイアップ広告)=ユーザ(読者)のWEB上での体験を損ねない広告

と私自身は思っております。※一応条件はありまして、釣り文言や釣り画像を使っていなく、ユーザ(読者)が自ら読みたい!と思うコンテンツを作っていることを前提条件とします。

記事広告(タイアップ広告)のメリット4つ

ここからがメディア(媒体)の営業や広告代理店の方が知りたい部分かとおもいますが、もしかしたら至って普通のことを言っているかもしれないので、何かご意見ありましたらコメント頂けると嬉しいです。

メリット1.ユーザ(読者)のWEB上での体験を損ねない広告

前段に記載した通り、タイアップ広告についてはユーザ(読者)のWEB上での体験を損ねない広告とお伝えしたとおりまず大きなメリットの一つです。

なんでユーザ体験を損ねないの?って方は、別の回に詳しく説明いたしますが、消費行動モデルの変化(AIDMA→AISAS→AISCEAS→DECAX)について自分事化できるとよいと思われます。

メリット2.ウィンザー効果(行動心理学)で信頼性の獲得

意外とこの点について、セールスにおいて説明できていない人もいるかもしれませんが、記事広告(タイアップ広告)においてはこのウィンザー効果の期待がとても大きくあります。

ウィンザー効果を簡単に説明すると、自分がAさんという上司から直接「今月の売上はもちろん、最近の陰ながら頑張っている●●君の活躍はすごい!」と評価されるより、Aさんという上司から直接言われるのではなく、自分の先輩Bさんから「【上司が●●君の事、売上はもちろん、最近陰ながら頑張っている】って評価してるよ」と言われた時、どちらが信用だったり嬉しかったりしますか?

おそらく後者の方が信用や嬉しかったりすると思います。この第三者による情報伝達による効果の事をウィンザー効果といいます。

そのため、記事広告(タイアップ広告)におけるメリットにこのウィンザー効果を、メディア(媒体)掲載時には期待できるといいます。

メリット3.差別化など発信したい情報をユーザのインサイトに合わせしっかりと新規ユーザに届けられること

この回もまた別で詳しく説明したいと思いますが、記事広告(タイアップ広告)なので発信したい情報を網羅することは可能です。

しかし、ここでとても大事なのがユーザのインサイトに合わせた訴求が大事な点をお伝えします。

当たり前ですが、広告主(企業)が発信したい情報とユーザが知りたい情報が完全にマッチしていることはありません。そのため、ユーザが知りたいことをベースにいかに発信したい情報を設計していくのかが大事になります。

この点ができればユーザにとっても企業にとってもよい記事広告(タイアップ広告)になり、新規ユーザへのリーチとして絶大なる効果を発揮いたします。

メリット4.2次利用.3次利用が可能な点

この点については、メディア(媒体社)によって異なりますが、記事広告(タイアップ広告)はそのメディアで掲載して終わりではなく、その他の利用に2次.3次利用が可能です。

SNSアカウントを自社で持っている場合であれば、記事広告(タイアップ広告)を出稿したことをアカウントで発信したり、自社HPより紹介することも可能です。

もちろん自社でオウンドメディアを運用しているのであれば、記事の買い取りなどでそのコンテンツを自社オウンドメディアに掲載することも可能です。

記事広告(タイアップ広告)のデメリット3つ

記事広告(タイアップ広告)のデメリットについてですが、私自身からするとデメリットでは正直ありません。デメリットと思っている人は、おそらく記事広告(タイアップ広告)を選択した、広告主の課題や目的が違うと思われます。

デメリット1.制作期間が長い

初めて記事広告(タイアップ広告)をセールスする方や発注する方は、もしかしたらこの制作期間について少しながら戸惑う方がいるかもしれません。

基本的にはWEBの場合、大体15営業日~20営業日ほどの制作期間が最低でもかかります。オプションとして取材・撮影やイラストなど何かしら発生する場合はここにさらに日数が追加されますので、約1か月はかかるとご認識頂けるといいかなと思います。

ここから下(デメリット2以降)は、世間的に言われているデメリットですが、このデメリットを広告主に指摘されたら、そもそも広告主が解決したい課題・目的が違う可能性が高いと思われるため、前提条件を整理することをお勧めします。

デメリット2.記事の流れ(商品への落とし込みストーリー)

メディア(媒体社)の編集部が制作を行うため、ユーザファーストでコンテンツを設計いたします。構成を見た時に「商品情報まで出てくるのが遅くない?」って思った方がいるかもしれませんが、記事広告(タイアップ広告)は、リードと呼ばれる前段部分がない方がむしろおかしいです。

ユーザが最初から商品情報を見たい場合、それはすでに既存ユーザや顕在層がアクションしています。

デメリット3.コスト

制作費+掲載費(媒体の誘導枠)の2点が費用で掛かりますが、コストが高いのは当たり前です。むしろ、業界的(WEBメディア)は全体的に安いです。その他の広告と比較するとわかりますが、制作費の部分が記事広告(タイアップ広告)は時間とコストがかかっているので、その点をセールスする側は改めて認識を持つようにしましょう。

記事広告(タイアップ広告)の売上・直接原価・間接原価を今一度計算すれば、もっと単価を上げないといけないのは一目瞭然でしょう。

まとめ

まずは、基本となる記事広告(タイアップ広告)についてご紹介させて頂きました。

媒体の記事広告(タイアップ広告)は、ユーザのWEB上の体験を損ねない最高の広告の一つと言ってもよいと思います。

ただ、セールス(営業)する側や出稿する側(広告主)が記事広告(タイアップ広告)の意味やメリットを理解できていない中、実施すると非常によくないイメージになるため今一度上記をご参考にしていただければと思います。

今後、記事広告(タイアップ広告)をセールス(営業)する人や出稿する人(広告主)に向けたお役立ち情報を発信していきますので、よければフォローやコメントのほど頂ければと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?