認知症は怖いんです
以前勤めてた時の失敗。
売りの媒介取得後、売主さんの認知症が進み一時売却の意思確認が取れなくなった。
売りの話は相続人である息子さんと進めていて、その際に所有者であるお母さんの認知症の事もお聞きし、そのため早急の意思確認が必要であることも言われていた。
結果として一歩遅れて最悪の事態に。
当然息子さんは激怒され、私の担当は外されました。
その話のその後は
司法書士と入院先の主治医それに息子さんと相談され、お母さんの体調がよさそうな時に合わせ、病院にて医師立会いの下本人の意思確認が何とか取れた次第。
私もこの仕事の経験が浅かったこともあり、急いだつもりが今思うとまだ慎重さが足りなかったと思うし、認知症の現実も理解できてなく、媒介を取得できたことで油断もあったと反省してます。
それでも当時を振り返ると、急いでいた売却が後見人等の関係で数か月も先に延びそうで、生きた心地がしなかったことを思い出します。
ただ仲介って仕事は、こういった失敗やヒヤリ経験をいくつも積み重ねて本当の慎重さや、事前のリスクヘッジが少しできるようになるんですね。
それを次の顧客の対応に生かしていく。
まあ、精神的なタフさが必要な仕事です。