無視7割、ご希望に沿いかねます2割、一応面接1割、採用0
前回noteを書いてから1ヶ月、過去記事(3つしか無いけど)読み直してみて、厳しさに愕然とした、みたいなことが書いてあるけれど、まだ全然わかってなかったな、と今思う。
ちょっと自分の条件に難があるにせよ、社会は60歳=定年退職年齢者には、いっさいレギュラーワークを与えるつもりがないのではないか。
本業のそれなりのスキルが求められる領域の中で、その類似のテープ起こしやリライトまで、無視、あるいは自動的にテスト作業を提出したあとで、不採用、それも全体の2割程度で、あとの7,8割は、返事もない。まあ、告知ページに、「返信率高し」等と書いてあるので、返信はないのが前提、ということなのだろう。
また、「50代以上応募OK」、「シニア歓迎」 というフラグがあるけれど、言い換えれば、そのフラグがないものは、50代以上応募不可、ということだし、30−40代が中心の職場です! という明るい人たちの写真がある告知は、それ以外来んじゃねーぞ、ということだし。
で、未経験の外食は、考えてみればわからなくもないが、本業よりもきつい。調理補助バイトなど。親身に面接してくれる人も2件ほどあったけれど、話してるうちに、やっぱり無理じゃないか、という納得感もなくはない。
なんか、本業の仕事関連のメールも本数も減ってきて、ほんとに、おれ、仕事人生終わったんだな、という実感がひしひしと湧いてくる。拒絶された感じ。そもそも資格がない感じ。
こういう仕打ちを受け続けて、疎外感を抱え、逆上し、70歳を超えてコンビニで横柄な態度を取る老人が生まれるのか、などと納得してみたり。
と、かなりやさぐれてるところ、The CURE 、16年ぶりに新譜発表と。
ちょっとまだ頭に入ってこないけれど、あまり曲調もアレンジも変わってなくて、太り具合もあまり変わってないけどやはり老けたなあ。
OASISも再結成でツアーをやるらしいが、80、90年代のものは、それを体験した世代の一人の感想としては、まだ古典になりきっていなくて、ふるさ生煮え、なかんじがつよい。それは、音楽でも、小説でも。
ちょっと前に、村上龍の割と新し目の小説を読んだりしたのだけど、ちょっと、微妙な感じで上手く入ってこなかった。
そういう自分もなにかまだ熟してないなあという気がしてきた。老いかけているけど、まだ老きっていない。
本業部分の仕事も、まだどっかでできるんじゃないか、と思っていたけれど、そっちもちょっととどめを刺された気がする。
なにか突破口が開けないかと思って、プログラムセミナー的なものに参加した。数日の講義の後、1ヶ月くらいかけて、なにか自分で企画してサービスを作り上げるというものだ。
私自身はプログラマーではないものの、まあ一緒に仕事をしているので、まわりの一般的なビジネスマンよりはぜんぜんできると思っていた。
ところが、蓋を開けてみると、、、そこそこ意識が高いビジネスパーソンに、プログラム作成のヒントを与えただけで、ここまで作れるのか、と、愕然とした。
アウトプットは、ウェブアプリなので、Javascript、HTML、PHPなどを使ってデモ的なものを作るのだけれど、まず、デザインのリテラシーが高い。装飾のない事務的なものであれ、子供向けであれ、ビジネスマン向けであれ、一昔前のあきらかに素人とわかる、たとえばWeb1.0的な私のホームページ、みたいなものではなく、写真で言ったらみんなinstagrammer のそこそこ写真がうまいレベル。
企画のアイデアは、現在自分が抱え得ている仕事や私生活の何かに対するソリューションとしてのレベルも高い。
そして、これがたかだか数日の講義を受けて自習して1ヶ月(もちろん普通の生活・仕事をしながら)作ったレベルかと思うほどのプログラムの上達度。
そうか、今日はこれが一番書きたかったことだ。これまでの仕事は幕引きだ。
そして、(ちゃんと現業はやりつつも)「今の居住地」「50歳以上応募可」「60歳以上応募可」で、業種かかわらずはじから検索して物色している。
で、ん? これは・・・と今までノーマークだった業種が出てきたので応募してみた。早速面接。好感触(これまでもそうだったけど)。1週間程度で連絡します。とのこと。さて。どうなるか。