Matsuyama

フリーランスのウェブ制作者。1960年代生まれ。

Matsuyama

フリーランスのウェブ制作者。1960年代生まれ。

最近の記事

無視7割、ご希望に沿いかねます2割、一応面接1割、採用0

前回noteを書いてから1ヶ月、過去記事(3つしか無いけど)読み直してみて、厳しさに愕然とした、みたいなことが書いてあるけれど、まだ全然わかってなかったな、と今思う。 ちょっと自分の条件に難があるにせよ、社会は60歳=定年退職年齢者には、いっさいレギュラーワークを与えるつもりがないのではないか。 本業のそれなりのスキルが求められる領域の中で、その類似のテープ起こしやリライトまで、無視、あるいは自動的にテスト作業を提出したあとで、不採用、それも全体の2割程度で、あとの7,8

    • 父の定年退職の年を超えていたことに気づく〜昭和の終身雇用

      And looking up, I noticed I was late ちょっと前に気づいたのだけど、父が定年退職した年をもう超えていた。正確には早期退職だけれど。 もう父は亡くなり、母も少し痴呆が入っているので、正確な年齢は確認できないのだけど、いや、できるな、高1のときだったから、彼が55か56のときだ、早期退職したのは。 父は昭和3年、東京生まれで、12歳位に志願兵で空軍へ入隊(徴兵されてから行くと一兵卒でいじめられるからと言っていた)、しかし、敗戦間近で飛行機

      • 60歳の壁-2: 月給20万と「Perfect Days」

        (←承前 ) もちろん、みんながみんな60歳に壁があるわけではない。同期の中で上り詰めた公務員とか、役職定年を逃れるレベルとかあるだろうが、仕事を探せば探すほど、象徴的な意味で60歳に壁があるのではなくて、今日まで59歳、明日から60歳、この1日の間に壁がある、というのがわかってきた。いまさら。 で、今のフリーで受けている仕事が全部なくなった場合のことをシュミレーションしてみた。 就職する場合、現実的に、料理人とか植木職人とか、特に手に職がないので、何らかの会社に60歳

        • 59歳フリーランス、突然60の壁に気づいた話。

          画面が暗転する、テロップが入る。59年後・・・ そんなかんじで、いきなり59歳となり、途方に暮れている自分がそこにいた。考えてみれば60歳といえば、(考えなくても)定年の年だ。年金の支払いも終了する年だ。5年後には、いや、前倒しでも年金がもらえる歳だ。 そんな事は考えもせず、59歳の誕生日を迎えた。 4年近く続いたレギュラー案件が1件終了したので、そうか、60になる前にもう少し新規開拓をしておこう、と思ったのが2ヶ月前。 新規に営業をかけようと、案件打診したところ、ま