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2025年の抱負と、フリーランスなのに業務委託ゼロでも、売上前年比1.3倍だった2024年を振り返る
新年明けましておめでとうございます。
昨年は、フリーランス歴1年目(10ヶ月)のリアルな心境と目標を記事にまとめました。多くの人にお読みいただけて嬉しい限りです。ありがとうございます。
今年はその記事内容を振り返りながら、フリーランス生活2年目がどのような生活だったのか。また、3年目に向けて2025年をどうやって生き抜いていくのか一緒に考えていこうと思います。
本記事の想定読者は以下のとおりです。該当する人は記事を最後までチェックしてみてください。
元教師(元公務員)だけど、転職できるのか不安に思っている人
フリーランスになってみたいけど、不安な人
どうやって自分の人生を楽しんだら良いかわからない人
今アラフォー、アラフィフ
副業しているけどうまくいかない人
独立をしたけど、仕事が取れなくて困っている人
ではどうぞ。
2024年総括
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まずは2024年の目標の振り返り
2024年の目標として「会社を買う」ことを掲げていましたが、これは完全に流れました。
M&Aのサイト2社に登録をして準備もしていましたが、結局買うことはなかったです。労働集約的な働き方から脱却することや資本を持つことの重要性は重々承知しながらも、まずは設備投資や自己投資にフルBETして、自分の事業を大きくしていこうという判断からでした。
また昨年の目標として映像制作の幅を広げるために「3DCG」の路線を開拓することも目標として掲げていましたが、これも若干路線変更。
結局3DCGの制作技術の習得には至っていません。
むしろ逆の位置付けである「リアルな撮影」に舵を切り、2024年は撮影機材を揃え始めた1年になりました。2025年以降は「アナログ」の需要が高くなると考えていることが理由です。
では次に(おそらく多くの読者が気になる)売上について話しましょう。
売上の推移
1年目の2023年の売上は、約510万円でした。
2年目の2024年は先ほどまとめた資料によると、680万円でした。
なるほど前年比およそ30%増しですか。
30%増しが良いか悪いかは人によって評価が分かれそうですが、いずれにしても全然実感はないですね。なんせ出ていくお金が多すぎます。特に社会保険料と年金は結構圧迫します。フリーランスがコケるとしたらやはり社会保険料を含めて税金周りでしょうか。
僕なんかでも、社会保険料と年金2つ合わせて年間100万円は飛んで行きました。
手元に残っているお金の感覚で言うと非課税世帯になるのかなと期待しましたが、全然そんなことはありませんでした。喜んでいいのやら悲しんでいいのやら。
ともあれ。
地方というアドバンテージはあるものの、公務員である教師から脱サラして2年目の妻子持ちのフリーランスでも、とりあえず今のところは幸せに生きていけることができてよかったです。
2024年を生き残れた理由を考えてみる
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売上ベースで考えれば680万円。経費を抜いても所得は450万円ほどはあります。
決して高くはありませんが、サラリーマンの平均年収くらいはあるようです。
僕は元高校教師なので、売上とは無縁の生活でした。ビジネススキルだって怪しいものです。しかも現在も業務委託はゼロ。前職と関係のないクリエイターの仕事をしているのに、どうして生き残れたのか。
僕なりに考えてみようと思います。
1、まずはやってみる
簡単なようですが意外と難しいですよね「まずはやってみる」って。
しかも、ですよ?
無計画・無秩序ではダメですからね。
きちんとした目的を定めて最短の道を見極め、着実に歩き出す。
「それができれば苦労しないよ」
そんな声が聞こえてきそうなので、詳しい解説は過去記事にまとめています。気になる人はご覧ください。
2、人のせいにしない
自分の人生は自分のものです。
しかし(僕もそうですが)家族が増えるとそうは言ってられません。
さらにアラフォー・アラフィフ世代だと時代のせいにもしたくなってきます。
それら全てを飲み込んで、僕なりに弱小フリーランスでも生き残れた理由を考えてみました。
正解は分かりませんが、少なくとも僕はここから始めました。
人のせいにしない。
これが結構難しい。
「あなたができると言ったから任せたんです」
「いつも同じ失敗をするじゃないですか」
これって、自分には非がないと思っているような発言ですよね。
過去の僕も似たようなこと言っちゃってるんですよね。
こんな感じで。
「最初に言っていた契約内容と違うじゃないですか」
「いつも言っていますが、修正と変更は違うんですよ」
さも自分は正しいとでも言いたかったんでしょうね。
でもこれって、相手はもちろん、僕自身も得をしなくなっちゃうんですよね。
あ、くれぐれも間違えないでくださいね。
謙るとか自己犠牲バンザイ……とは違います。修正や変更で費用を請求することもあるし、要件が追加になれば追加費用も請求します。
それでも「人のせいにしない」ことを気をつけました。
少し解説してみましょう。
例えば「あなたができると言ったから任せたんです」は、分かりやすい責任転嫁です。任せたのは自分自身なのに、さも相手に責任があるような言い方。この考えでいくと、常に他責の人生になってしまって自分の人生なのに自分でコントロールがきかなくなっていきます。
この辺りの違いが理解できるようになっただけでも大きいかなと思っています。詳しくは過去記事にまとめているので、「いつもうまくいかないな」と思っている人は参考にしてみてください。
3、辞めることと始めることに躊躇しない
1つ目の「まずはやってみる」と近いですが、辞めることや始めることに躊躇わないことも、割と重要だったなと振り返ってみると感じます。
人間、始めることは結構できます。ハードルが小さければ小さいほど簡単です。
でもそれと同じくらいに、意識的に辞めることも重要です。
意識的ではなく自然に辞めてしまうとツァイガルニク効果の影響か、いつまで経っても「気になって前に進めなくなってしまう」という状況になると思っています。
例え話をします。僕はSNSを積極的に利用することを意識的に辞めました。
おかげで「映える」とか「エモい」とかの感覚は一切掴めなくなりましたが、ウリをずらしたのであまり怖くはありません。
映像制作って、エモいとか映えるだけじゃありませんからね。(多分)
営業が苦手だから営業を辞めた人もいます。代わりに、ウリをずらして「紹介」に全振りをして仕事をもらうようになったといいます。
意識的に、辞める。
意識的に、始める。
これも、2024年を生き抜いてこられた理由に入るかなと思っています。
2025年に向けて、今年の目標
3年目を迎えるにあたって、この2年間を振り返ってみると今のところ生活はできているので成功はしているようです。ちなみにこちらの記事でも書いていますが、僕の成功の定義は「家族がフツーに幸せに生活できる」ことです。
そんな僕の2025年の戦略は
地元の企業・法人にアプローチしていく
アナログの接点を増やしていく
撮影業務を増やす
この辺りです。
AIが当たり前の時代になって、単なる編集・作業とか、簡単なクリエイティブなどは人に任せなくても片手間のインハウスで済む時代です。
だからこそ中途半端なサービスでは「どっちつかず」になって仕事がなくなってしまうと心配しています。
人にしかできない付加価値をつけるか、AIやIoTの流れについていけない人を救うか。僕はこの両方とも狙っていこうと思っています。
最後に、2025年にフリーランスになりたいけど迷っている人に向けて、参考になりそうな記事を紹介しておきます。
参考になれば嬉しいです。
2025年も、何卒よろしくお願いいたします。
(いいねやフォローもいただけますと嬉しいです)
松梅タケ