胃腸炎でフランスの病院を受診した時の話
1月の終わりに2-3日続く吐き気と下痢の症状に見舞われました。自分ではなんとなく急性胃腸炎かなぁと思っていたので、水分しっかり摂ってればまぁ良くなるだろうとは思っていましたが、ビオフェルミンのような整腸剤が欲しいなぁとは思っていました。
パートナーにフランスでは受診代と薬代は基本無料だし、とりあえず受診しようと言われ、まず近所のクリニックに電話をかけてみました。
フランスではあるあるなのですが、営業しているはずの時間帯でも電話が全く繋がらず、とりあえず直接行ってみることに。
受付の人に初診であることを伝えるも、「うちは予約のみで新患は取ってないの。他のクリニックもそうだと思うけど。」となんと受診拒否…。
日本のクリニックに初診で受診すると、多少待たされても拒否はなかなか無いですよね。
最初私が外国人でフランスの保険証を持っていないから?と思いましたが、そういう訳ではなく、フランス人の彼でさえも受け付けてもらえない感じでした。
え、じゃぁ今後どうしたらいいの…と思いつつ彼が保健センター的なところに電話をして確認したところ、この地域ではどこの病院も新患を受け付けておらず、大病院の救急なら誰でも受診できるとのこと。
大病院の救急…?😳
そちらの救急の空いている時間は平日19-22時、土日8-17時とのことで、それを聞くとまぁ真の救急ではなくて、もっと軽症でも受診して良いような雰囲気は感じました。
実際行ってみると「Maison d'hopital」という部門で、救急医療を行う場所ではなく、風邪やちょっと調子悪い感じの人がたくさん受診していました。
待ち時間30分ほどで思ったよりも待たされず、ドクターも淡々と仕事をこなす感じであっさり終わりました。
やはり急性ウイルス性胃腸炎だろうね、とのことで薬を意外と沢山(?)処方されました。(次の投稿に詳しく記載しています)
肝心の整腸剤について自ら希望してみたものの、「いや、今回は抗生剤処方しないから整腸剤は要らないでしょ」という感じで処方はしてもらえませんでした。
前述した通り、当時フランスの保険証をゲットできておらず、VISA申請時に必須で入らされた旅行保険を初めて利用することに。
病院では全額支払い、後で保険会社に自分で請求できるような申請書をもらい、後日自分で書類を揃えて郵送しました。1ヶ月後くらいに薬代含めて全額返金されました。
「フランスの薬局で驚いたことと日仏の医療制度について考える」に続きます。
追記
冒頭にフランスでは受診代や薬代は基本無料と記載しましたが、もちろんたくさん例外はあります。例えば眼科で処方された目薬は2割負担だったり、便秘薬のマグネシウムは保険が効かず全額負担だったり。
またこの地域で "かかりつけのクリニック" を持てないことが後々保険請求上問題になり、受診料を全額負担しないといけないこともありました。こちらのせいではないのですが…。
私もまだフランスの保険制度を完全に把握できていないので分かり次第アップデートしていきます。
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