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3年後、オプティマインドはこんな世界を創りたい

はじめに

こんにちは。オプティマインド代表の松下健です。

今回、オプティマインドが目指す「世界」を、よりカラーでイメージしていただけるように、架空の物語を作りました。
ラストワンマイルの配車最適化のサービスである「Loogia(ルージア)」を通して、オプティマインドがどのような世界を実現したいのか、3年後の配車係、ドライバー、物流部長の3人に焦点を当てた物語です。

この物語はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。

2026年6月22日、とある会社の一日。

配車係の鈴木さん

ー おはようございます。
営業所についたのはいつも通りの7時きっかり。20年間ずっとこの時間に出勤している。
仕事は配車係。ドライバー、荷主、お届け先とコミュニケーションを取りながら繋ぐ仕事だ。でもこれは、3年前、うちの営業所にLoogiaがやってきてからのこと。Loogiaはそれまで私がやってきた、どの荷物をどのドライバーに運んでもらうかの計算や、荷物を運ぶルートを計算してくれる。今や相棒のような存在で、Loogiaのことなら私に何でも聞いてほしいぐらいだ。

毎朝Loogiaから、昨日の22時に締め切った受注確定連絡がメールボックスに届いていて、私は目を通してから承認ボタンを押す。ドライバーにはこれだけでその日のルートの通知が行く仕組みだ。

今日は、ドライバーの木村くんが娘さんの誕生日で残業はできないと言っていたので早く上がれるようにLoogiaで設定しておいた。

イメージ:配車係の鈴木さん

― プルルルル。プルルルル。
― 鈴木さん、おはようございます。実は熱が出てしまって、本日お休みを頂けないでしょうか。

ドライバーの田中くんからのお休みの電話だった。一人欠員になってしまったけど今日は木村君も残業できないし・・・と不安になるが、まずはLoogiaで計算する。
Loogiaでドライバーの稼働人数を変更すると、3か所運べない配送先が出てきた。Loogiaは、(1)ドライバーの残業時間を延ばす、(2)高速道路を利用する、(3)外部に委託する、の3つの案と、それぞれのコスト比較を提示してくれた。これによると今日は外部委託が良さそうだ。

Loogiaの求車の依頼ボタンを押すと、色んなサービスと連携をして一番コストがかからず、最適なマッチング先が算出される。確定すると自動決済が完了されて、先方に情報が連携されていく。本当に賢い、我が相棒よ。

そろそろ8時、ドライバーが出勤してきた。
― 鈴木さん、おはようございます。
― おはよう。今日は娘さん、誕生日だったよね。おめでとう。早く上がれるようにしてあるからね。

木村くんはいつになく笑顔で私にお礼を言ってくれた。

3年前までは、こんな会話はなかったように思う。業務連絡、報告だけだった。
Loogiaが来ると聞いたとき、正直、私の居場所はもうなくなるのではないかという不安な気持ちがあった。でも今はLoogiaのおかげで、ドライバーとの関係も構築できたし、居心地の良い居場所ができたと思っている。

ドライバーの木村さん

8時ちょっと前に営業所についた。今日は娘、志保の誕生日だから残業はしないで帰りたい。出勤前にも「早く帰ってきてね」と念を押されてしまった。大丈夫だろうか。

― 鈴木さん、おはようございまーっす。
― おはよう。今日は娘さん、誕生日だったよね。おめでとう。早く上がれるようにしてあるからね。

良かった。昔は誕生日でも帰れないときがあったけど、ここ数年はお休みをもらうか、早上がりをさせてもらえている。
体調の確認を終えてから、いつも通り軍手をして荷物の積み込みを行う。

イメージ:ドライバーの木村さん

― バタン。

トラックに乗り込んで、エンジンをかけると、社内に設置してある端末も同時に画面がつく。
そういえば、こいつが来てから毎年志保の誕生日に帰れるようになった気がする。

この端末が来る前は、配車係から渡された配送先リストから配車順を自分で決めていた。若手のドライバーは配車係が決めたルートで行くが、自分はよく混む道も、この目で見てわかってるから、自分でルートを決めていたのを覚えている。

だから、会社の指示で端末を付けることになったけど、正直いらないと思っていた。
でも今はなくなったらと想像すると・・・困る。道を覚える必要もないし、渋滞も把握してくれるし、それに配送先に着く時間がほとんど正確だ。半信半疑で使い始めたけど、正直驚いた。

一番良かったのは色んなところから電話がかかって来なくなって、運転に集中できるようになったこと。
もちろん前も安全運転をしていたけど、到着が遅れる時は自分で連絡をしていたし、焦る気持ちもどこかにあった。こいつが来てからは、到着に遅れるときに自動で本社とお客さんに通知が入るから、運転だけに集中できるようになった。トラックにいつもいる相棒みたいだ。

8時40分。1件目の配送先に着いた。時間通りだ。
荷下ろしをして、お得意様のお客さんに荷物を渡す。

― おはようございます!
― あ、木村君、おはよう!今日もどうもありがとう!
―今日は雨のせいか、少し冷えますね〜。

今までは次の配送先に間に合うか心配ですぐに立ち去ろうとしていたけど、お客さんとも会話をするようになった。
これが心に余裕ができたってことなのかな。

物流部長の大竹さん

イメージ:物流部長の大竹さん

― 配送費を削減しないと。このままじゃまずいよ、大竹くん。

これまで何度も経営陣から言われてきた言葉だ。

― 見てわかりますよね?忙しすぎて、これ以上の効率化なんて言ってられませんよ。

これも何度も現場から言われてきた。

物流部長である私は現場と経営陣の板挟み状態が続き、人を納得させることは難しいと心底感じていた。

でも、全て3年前までのことだ。

今は、Loogiaというシステムを使って、コスト削減がスムーズにできるようになった。
配送費のコスト変動、積載率の月次推移、車両稼働率、指定時間順守率…重要な指標がLoogiaのダッシュボードの一覧でわかる。

今日、経営会議で物流本部の事業報告をするときにもLoogiaのダッシュボードを使う予定だ。

月次の数値推移も、何の制約を緩和するとどのぐらいコスト削減幅になるかも、このLoogiaで一目瞭然である。毎日の配送データを学習して、現実的に改善できることを示してくれるし、条件を入れると色んなパターンで出てくるのがすごい。これがデジタルツインってやつか。

今や私も経営陣も、意思決定をするときの相棒だ。

今まではこれからの物流業界に不安があった。経験と勘はみんな大事にしてきたのを知っているが、人手不足も進んでいるし自分はこのままでは立ち行かなくなると薄々感じていた。
でもLoogiaのようにデータを基に判断ができて、経営をアップデートしてくれるサービスがあれば、今までよりもっとロジカルに物流の意思決定ができる。日本の物流は進化していけるぞ、という気持ちが湧いてきた。

今日もまずはLoogiaを立ち上げる。

さいごに

2026年のあとも、そしてその先もずっと、
オプティマインドが提供したいのは、人の仕事を奪う便利なシステムではない。
Loogiaは、人々の幸せのための手段として存在する。
働く人、その先のお客さん、みんなが幸せであるために、技術があるのだ。

(写真提供:photoAC


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