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プロが実践する!DTMの作業効率を2倍にする環境作り

はじめに

こんにちは、作曲家/DTM講師の松下です。

「作業が思うように進まない...」 「もっと効率よく曲を作りたい...」 「いつも作業開始までに時間がかかってしまう...」

このような悩みを抱えていませんか?実は私も以前は、1曲完成させるのに何ヶ月もかかっていました。しかし作家事務所での経験を通じて、環境作りの重要性に気づき、作業効率が格段に上がりました。

今回は、作業効率を2倍にするための具体的な環境作りについてお話しします。


環境作りの本質

まず重要なのは、環境作りの本質を理解することです。環境作りの目的は「創作に集中できる時間を最大化すること」です。
私たちの1日の中で、クリエイティブに集中できる時間は意外と限られています。その貴重な時間を、できるだけ創作に使えるようにすることが重要です。

物理的な環境作り

まず、作業スペースの確保です。
私の場合、机の上には必要最低限のものしか置かないようにしています。
例えばキーボード、マウス、MIDIキーボード、そしてオーディオインターフェースなどです。
スマートフォンは別の場所に置き、集中を妨げないようにしています。

また、椅子の高さも重要です。長時間作業しても疲れにくい高さに調整することで、作業効率が変わってきます。私は椅子の高さを、肘が机と水平になる位置に設定しています。

デジタル環境の整備

次に重要なのが、デジタル環境の整備です。
私が特に重視しているのは、プロジェクトテンプレートの作成です。
新しい曲を作る時、毎回同じような設定をするのは時間の無駄です。
私の場合、以下のような設定を含むテンプレートを作っています:

・よく使う音源のトラック
・基本的なバスやセンドの設定
・マスタートラックの基本的なプラグイン

これらを予め設定しておくことで、DAWを開いてすぐに作曲に取り掛かれます。

時間管理の工夫

作業時間の管理も重要です。私の場合、朝型の作業スタイルを採用しています。夜遅くまで作業を続けると、翌日の活動に支障が出てしまうためです。

また、作業を始める前に、その日やることを明確にしておくことも効率アップにつながります。「今日はメロディを作る」「今日はミックスに集中する」というように、目的を絞ることで集中力が高まります。

ファイル管理の重要性

効率的な作業の大敵は「必要なものが見つからない」という状況です。
私は以下のような階層でファイルを管理しています:

・サンプルのライブラリ(Drums→Kick/Snare/Hatsなど)
・ミックス前の音源や完成音源

これらを整理することで、必要なファイルをすぐに見つけることができます。

休憩の取り方

作業効率を上げるためには、適切な休憩も重要です。
私の場合、2,3時間作業したら1時間程休憩というリズムを心がけています。
この時、必ず椅子から立ち上がり、軽く体を動かすようにしています。

さいごに

大切なのは、これらの環境作りを一度に全て実践しようとしないことです。少しずつ、自分に合った方法を見つけていってください。
環境作りは、作曲活動を継続的に行うための重要な土台となります。

そして何より、整った環境で作業することは、創作活動をより楽しいものにしてくれるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

#DTM #作業効率 #環境構築 #音楽制作 #作曲

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