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1日1万回の突き生活をすることで手に入れられるもの【武の極意を悟れるか?】

これでも合気道をやっている者の端くれなので、初日こそ1000回しかできなかった突きも2200、5000、8000という感じで5日目には1万回になった。

ポイントは「どうすれば楽に回数をこなせるか?」で、合気道で学んだ手の抜き方が役に立ったのは間違いない。

今回はとりあえず1日1万回の突きを打ってみてわかったことを書く。

前回の記事↓


突きは早歩き

1日目に1,000回で身体がバキバキになった結果、考えたことはいかに無駄なことをしないで手だけを前に出すか?だ。

突きというと多くの人は腕を振りかぶって思い切り打ちださないといけないと思いがちだが、武道的な考えで行くと相手に当たってさえいれば良い。

武器を使う場合は当たってから押し込むからだ。

そうなると腕には力が入ってない方がいい、力を入れれば入れるだけ使える回数が減ってしまう。

そういう意味で理想的な腕が振れる状態はスキップだ。

飛び上がったりする代わりに腰や膝を柔らかく使って腕だけを前に出す。

身体の反動で腕を突き出せば楽に突きは打てる。

1日1万突き⇒1日1万歩

その証拠といっては何だが、おれは歩いてもいないのにスマホなどで計測されている歩数が爆上がりした。

通常は7000歩くらいだったのが突くようになってからずっと1万歩を超えている。

特に土日なんかはそんなに歩いてもないので、明らかに突きの影響だと思われる。

逆に言えば歩くのも突きなのかも知れない

これが意味することは突きなんて楽にやったら歩くのと変わらないという悲しい事実である。

心身の変化

はじめた当初は我ながらアホなことを思いついたな、一体どれくらいかかるんだろうなどと考えていたが、ぜんぜん大したことはなかった。

1万回という数字とネテロ会長に惑わされていたのかも知れない。

これをやるようになった思わぬ効果は、とにもかくにもよく寝れるようになったことだ。

12時を越えることができないほどの眠気が襲ってくる。

そんなわけで、なんかそこそこ健康的になったと思う。

突き1万回で手に入るのは武の境地でもなければ、精神的な進歩とかではない。

夜によく眠れる程度の適度な運動効果である。

ネテロについて

毎日突きを1万回打ってみてはじめて感謝の正拳突きを毎日1万回やったネテロがどうヤバいのかが立体的にわかってきた。

彼は何のためにこんなことをはじめたのか?

なぜ奥義はあの姿になったのか?

冨樫義博『HUNTER×HUNTER』27巻より

それについてはあらためて次回、解説してみる。


つづく

マツリの合気道はワシが育てたって言いたくない?