20240611 学校と祭の関係 七夕祭について
これまで「祭心理学」というタイトルでこのNOTEを書いてきて,祭と心理学の関連には関心を高く持っていましたが,祭と教育とか祭と学校についてはそこまで関心を払えていなかったなあと思ったので,一念発起して「祭 学校」でCiNii検索をすると1963件!
当然ながら学校なので「文化祭」「体育祭」「50年祭」などに関した研究が多く,それらには私は関心が無いのでどうやってそれらを省きながら文献探しをすればいいのかなあと思案しているところで運よくすぐに魅力的な論文が目に入りました。
【書誌情報】
川田 耕 2024 近代日本の七夕祭:国民の夢の道のり. 京都先端科学大学経済経営学部論集, 7, 61 – 75.
上に要旨を引用させていただきましたが,言われてみれば七夕が一番「全国どの学校でも学校で行うことの多い伝統行事」であり,子どもが主役の行事でもあるなあと。そして確かに「国語」で織姫彦星伝説について学び,七夕の歌を歌うことで学んでいたのだなあと。
あと,おそらくですが小学校の先生は「教室を児童が作ったもので飾るのが好き」な人が多く,短冊に願い事書いてこよりで吊るしたり,折り紙切ってわっかをつらねたり鼓?やらの細工を作って七夕飾りをするのが好みに合ったから学校で盛んにおこなわれるようになったのではと。クリスマスの飾りもいいのですが12月25日までは飾る必要がありますがその日は2学期の終業式で児童と一緒に片づけできないのが難点なのですよね。
博多にいた頃は山笠の関係で七夕は8月だったのであまり印象がありませんが,神戸は7月7日にすると思いますのでどんな感じで行われるのかを回ってみてみたいと思います。