20231212 飲み会の代わりの業務時間内の昼食会や茶話会の問題点
忘年会などが行われやすいこの時期,職場の忘年会などの飲み会の是非を問うネット記事も多くなる気がします。
よくあるパターンとして「飲み会は業務ですか? 残業手当などがでないなら参加したくありません。」などと若者に言われて困る年配の図式があるなあと。基本的に「仕事が終わった後の時間を割いて飲み会に参加するのは嫌」という価値観が存在し,その解決策として「飲み会ではなくお酒の入らない昼食会や茶話会などを業務時間に行う」などがあげられることが多い気がします。
んでも,逆に「勤務時間内に業務としてコミュニケーションを取らされる」のって負担じゃありませんか?特に「いつもは自由に使える昼休みに昼食会と称してちょい高めの仕出し弁当を職場持ちで食べられるからといって集まってコミュニケーションを取れ」と言われると「自由で開放された時間である昼休みを返して」と言いたくなるような気がします。しかも職場の食堂やら会議室などで食べるのであれば,出てくる会話も仕事に関するものになるので,「食事の出る会議」にしかならない気がします。
高級ホテルのラウンジなどでおいしいスイーツや飲み物などを楽しめる茶話会などを昼に行うと喜ぶ人も多いと思いますが,ある意味おいしければおいしいほど「せっかくなら会社のイベントではなくプライベートでゆっくりじっくり楽しみたいのに…」という思いがより強くなって楽しめないような気がします。
また,仕事の時間に業務として昼食会や茶話会を開かれても,そのためにつかった時間分で行う予定だった作業を減らす制度がない限り,結局どこかで残業したりしてその埋め合わせをしないといけないので,「業務時間にコミュニケーションのために何かをする」というのは自分は嫌だなあと思います。
しかも,最近では「終業後の飲み会」などは家庭の事情などを持ち出すとかなり断りやすくなってきている気がしますが,「勤務時間内の業務としてのコミュニケーション」は業務なので断れないので,その内容が気に入らなくても参加しなければならない圧が高くて余計に嫌な思いになる気がします。
結局のところ,業務時間内で業務としてコミュニケーションを取らされるのって,研修などでチームを組んでワークをさせられるのと同じなので,その手が嫌な人にとってはやはり苦痛でしかないと思うのですがどうなのかなあと。
まあ,どのようなものであれ,職場でのコミュニケーションは義務ではなく任意であってほしいなあと切に思います。
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