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20240721 富士山と心理学

 もうかれこれ東京には出張でうん十回訪れておりますが,新幹線の車窓から富士山が見えるとばしゃばしゃ写真を撮ってしまいます。これは一つの崇拝のようなものであって,山岳信仰などと関連があるのかなあと。

 で,こうした「富士山を拝みたくなる心理」について調べるつもりでCiNiiで「富士山 心理」で調べるとでてきたのは26件。正直もっと多いのかと思いましたが意外とないものだなあと。
 で,各論文をみていたら,信仰関連のものはみあたりませんでした。おそらく「富士山 信仰」で調べないといけないのだろうなと。
 でも以下の論文が面白そうでした。

【書誌情報】
関 和俊・小木曽洋介・松尾浩希・髙木祐介 2019 富士宮ルートを使用した富士山登山 時における心理学的応答変化. ウォーキング研究, 23, 13 – 17.

 基本的には富士山登山時の登山開始から下山までに主観的運動強度(Rating of Perceived Exertion; RPE)、経皮的動脈血酸素飽和度(Arterial Oxygen Saturation; SpO2)、AMS スコアおよびMCL-S.2の数値の変化を検討したもののようですが,頂上での数値がやはり特異的なことが多いようですね。
 そういう意味では自分の場合,富士山登山の経験があり頂上での素敵な体験の記憶があるから,見るたびにその記憶が思い出されてつい拝んでしまうのかもしれないなあと。

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