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20240228 CiNiiパワーアップ! ~未来は無限,過去も無限~

  この祭心理学NOTEを始めた時は,CiNiiで「祭」のキーワードで検索して,新しい物から古い物へPDFのある論文を気ままに読む感じで進めていました。
 それで,記憶では2013年くらいまでたどっていって,「そろそろ東日本大震災の当時の状況を知らせるものが増えるだろう」「それをしっかり読むのために時間の余裕が出るまでまって,今は他のものを調べるか」ということで一度祭に関する文献検索をやめて,その後なかなか戻ってきておりませんでした。
 で,今日久しぶりにCiNiiで「祭」一文字で検索してみると…検索結果「62123件!」無茶苦茶件数増えました!

 これだけの本数があった場合,これまでしていたような「新しい物から順に適当に探す」ようなことをするとは思えないので,1年ほど前はもっと件数は少なかったと思います。
 みてみると,まず「研究データ」というのは確実に昔は無かったと思います。科研費の研究課題は1年前から確実にありましたが,これも5年前とかはなかったと思います。
 そして本の数も増えて,最近,国会図書館の所蔵を表示するだけで入手できない資料が増えたような気がします。
 あと,これまでは要約などに「祭」という文字がないとヒットしなかったのが,前文の中にあれば出てくるとかでかなり柔軟な検索とタグづけがされるようになったのかなと勝手に思っています。
 こうした変化は,これまで書誌情報が登録されていなかったため存在を知らなかった文献について知ることができるようになることで良いことには違いないのですが,こうして未来だけでなく過去も無限大に増殖可能になってくると「過去について文献検索し終えました」っていつになっても言えなくなるのでつらい面もあるなあと。
 あと,これだけ件数が増えると,ゼミで学生に「興味のあるテーマについてCiNiiで検索してその概要を報告してください。」とか言ってもなかなか把握しきれなくなりそうだなあと。そのためにAIに検索を依頼して嘘論文にひっかかったりもするようになりそうで…。
 
 そういう意味ではCiNiiでCiNiiでの文献検索方法について書いた論文とか探せないかな?と思って「CiNii 文献検索」で調べてみると以下の資料がみつかりました。
 
【書誌情報】
北見工業大学情報図書課 2020 北見工業大学図書館 E-learning教材 文献の探し方と入手 令和2年度版. 北見工業大学, 1 – 61.

 これ,どう引用すればいいのか不明ですが,北見工業大学の情報図書館課でおそらく学生向けに作成された「図書館の使い方説明プレゼンテーション」のファイルなのですよね。こうしたものもCiNiiで検索できるようになって入手できるようになったのはありがたいですが,やはり過去も無限に発散する気がして…まあきっと若い人がこうした状況を乗りこなす方法を提案してくれてそれもCiNiiで検索してGET出来るようになると思うので若い人に期待!です。

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